札幌市内の人気スープカレー店9店舗が6月1日から、森永製菓(東京都港区)の「冷やし甘酒」とコラボし、チャイやラッシーなどのオリジナルドリンクを夏季限定で提供する。カレー専門誌「SPICE BEACH」を発行するティーツーワイジャム(札幌市中央区南1条西11)が企画した。
期間地区限定商品として夏に北海道などで販売している「冷やし甘酒」。札幌の若者に人気のスープカレーとのタイアップにより、若者を中心に幅広い需要拡大を目指す。
期間中は、各月3店舗が月替わりで「オリジナル甘酒ドリンク」を提供する。第1弾となる6月は「札幌らっきょ」(西区琴似)と同系列店「らっきょ大サーカス」(白石区本郷)が、ショウガを用いてほどよい酸味に仕上げた「冷やし甘酒ジンジャー」と、香り高いスパイスと紅茶を加えたスッキリとした味わいの「甘酒チャイ風」(各200円)の2種類を用意するほか、「soup curry & cafe SPARK 本店」(中央区南2条西4)が、甘酸っぱいイチゴと優しい甘さのハチミツを加えた「生すりおろしイチゴと甘酒フローズン」(400円)、「すーぷかりぃ Cayenne(かいえん)」(豊平区月寒)が、カルダモンを使った濃厚でクリーミーな「甘酒クイーンラッシー」(400円)を、それぞれ提供する。
7月には「SOUPCURRY & BAR GARAKU」「SOUP CURRY KING」「すーぷかりー ひげ男爵」、8月には「スープカリー 奥芝商店」「Soup Curry lavi」「西屯田通りスープカレー本舗」の各店がそれぞれ独自の甘酒ドリンクを販売する予定。
「今回の企画を提案したとき、各店の店長たちは『今までイメージしたことがない組み合わせ』と最初は驚いていたが、スープカレー店の店長は若い人が多いので、その発想の豊かさから、こちらが驚くほどの素晴らしいメニューを作ってくれた。これまでスープカレーのプロデュースにかかわってきたが、今までに体験したことがない味で、予想以上の出来に満足している」とティーツーワイジャムの玉木社長。
「今回のコラボは、スープカレーの本場・札幌だからできたこと。夏の定番であるカレーと、江戸時代から夏バテ防止に良いとされてきた甘酒は、どちらも夏の風物詩。熱いスープカレーと冷たい甘酒の組み合わせをぜひ楽しんでもらえれば」と期待を寄せる。
提供は8月31日まで。各店の詳細は「SPICE BEACH」のホームページで確認できる。