札幌の老舗デパート「西武百貨店札幌店」、100年超の歴史に幕へ

札幌の老舗デパート「西武百貨店札幌店」、100年超の歴史に幕へ

札幌の老舗デパート「西武百貨店札幌店」、100年超の歴史に幕へ

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 セブン&アイ・ホールディングスは5月29日、地元の老舗「五番館」の歴史から100年以上の歴史を持つ「西武百貨店札幌店」(札幌市北4西3)を9月30日で閉館すると発表した。

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 西武百貨店札幌店は1928(昭和3)年、札幌で最も古いデパートとなる「五番館デパート」(1997年に改名)として開業。電話番号が5番だったということから、「五番館」という名前が付けられた。札幌駅前に建つ赤レンガの洋館は横浜の西洋館を模したもので、明治時代の駅前地区のランドマーク的な存在だった。

 ここ数年は減収傾向が続き、昨年度の売上高は約125億円となり、ピーク時の約3割まで減少している。売上低迷打破に向け、「上得意客へ向けた取り組み」や「地域に密着した企画」などさまざまな対応を行ったが、営業が好転する兆しが見えず、閉館が決まった。

 ミレニアムリテイリング、そごう、西武百貨店は8月1日に合併し、株式会社そごう・西武(本社=東京都千代田区)に商号を変更する予定。資本金は100億円。3社合併後の9月1日にはロビンソン百貨店を吸収合併し、そごう・西武百貨店が運営する「商勢圏戦略」にロビンソン百貨店2店舗を組み入れる予定。

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