ニッポンレンタカー北海道(本社=札幌市白石区東札幌)は7月1日、「エコクラス・クリーンディーゼルキャンペーン」をスタートさせ、メルセデス・ベンツ日本(本社=東京都港区)と協力してクリーンディーゼル乗用車「メルセデス・ベンツ E320 CDI」のレンタルサービスを行う。
ニッポンレンタカーは今年4月、利用者の環境問題に対する意識の高まりと低燃費車を要望する声から、エコカー専用レンタルサービス「エコクラス」を創設。ピーク時には稼働率80%を越え、通常クラスの50~70%を大きく上回り、8月には、ハイブリッド車を現在の400台から800台へ増車するなど、エコクラスの拡充を図る。
同キャンペーンは、北海道洞爺湖サミットの開催を機に、環境に配慮した乗用車を多くの人々に体験してもらおうと、北海道地区限定でレンタルサービスを試行。大手レンタカー企業の中でディーゼル車を貸し出すのは今回が初めて。
「メルセデス・ベンツ E320 CDI」は、現行の新長期排出ガス規制をクリアし、日本国内で販売している唯一のディーゼル乗用車。ガソリン車に比べてCO2の排出量が20~30%ほど少なく、低燃費で静かなのが特徴。2006年11月の日本市場導入以来、約2,600台を販売し、メルセデス・ベンツEクラスの販売台数の約20%を占めている。
貸し出しを行うのは、札幌駅北口・南口、千歳空港の3営業所。レンタル料金は、国産上級者クラス同等に設定した。キャンペーンの売上金の一部は、北海道を代表する湿原「霧多布湿原」の保全活動を行う団体「霧多布湿原トラスト」に寄付するという。
キャンペーン開始の7月1日時点では既に7台の予約が入っており、「出だしとしてはまずまず」(ニッポンレンタカー北海道の佐藤譲専務)と、好調なスタートを切った。佐藤専務は「車を扱う企業として環境に配慮するのは企業理念として持っている。北海道から全国にクリーンディーゼルを発信できれば、CO2の削減も非常に大きな効果が期待できる」と話す。今回の試行により、キャンペーン終了後の展開を検討するという。
キャンペーンは9月30日まで。
ニッポンレンタカー北海道メルセデス・ベンツオフィシャルサイト札幌でクリーンディーゼル車PR(札幌経済新聞)みなとみらいで「エコカーワールド」(ヨコハマ経済新聞)ニッポンレンタカー名鉄がエコドライブキャンペーン(名駅経済新聞)