秋元克広札幌市長が7月30日、サイクルシェアサービス「ポロクル」の個人利用者登録を行った。
全国的にも珍しいという民間主導のサイクルシェアサービスを展開する「ポロクル」は昨年、NPO法人を設立しサイクルシェアリング事業を本格運営している。7月現在、札幌市内44カ所に自転車ポートを置き、会員数は1万人を突破。自転車稼働率は国内トップクラスを誇る。
札幌市は専用駐輪場の設置や設置に関する減免措置のほか、会員認証媒体としてICカード「SAPICA(サピカ)」の利用を推奨している。
登録を終えた秋元市長は「現在は健康を考えて環境に優しい自転車を使う人が増えてきたが、歩行者との事故も多い。自転車利用の際はマナーに十分気を付けてほしい。シェアサイクル利用はまちなかの駐輪トラブル解消につながり、観光客がコンパクトにまちなかを移動する手段にもなる。札幌の街を良くする取り組みにこれからも期待したい」と話す。
同団体では、市民に直接話しかけることで、次世代に誇る未来のまちづくりにつながる自転車利用へ関心を持ってもらうことを目的に、自転車マナーを呼び掛ける活動や啓発イベントも行っている。
利用時間は7時30分~21時。1日パス申込みは、北海道札幌観光案内所ほか市内ホテルで受け付けている。1回(30分)プラン、1カ月プラン(1回30分で回数無制限)はパソコン、スマートフォンから登録できる。料金は1回プラン=108円、1日パス=1,080円、1カ月プラン=1,620円。10月31日まで。