冬の風物詩・第66回「さっぽろ雪まつり」が2月5日、開幕した。今年は大通公園(札幌市中央区大通西)の会場を中心にすすきの会場、東区のつどーむ会場で合計207基の雪像・氷像が並んだ。
国内外の観光客が注目する札幌の一大イベントで、昨年は来場者数が3年ぶりに240万人を突破した。開幕した5日の最低気温は氷点下8度にも関わらず、朝から多くの観光客でにぎわいを見せていた。大雪像を中心に市民が手作りの雪像などがそろい、グルメ・イベントブースが並ぶメーンの大通会場、氷像が60基並び夜は23時までライトアップされ幻想的な世界を生み出すすすきの会場、100メートルのチューブスライダーなど体験型が豊富なつどーむ会場の3カ所で展開される。
今年は映画やアニメのキャラクター雪像が注目を集めている。大通西4丁目「STV広場」では「雪のスター・ウォーズ」の大雪像が登場した。今年12月18日に公開される「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」に先駆け制作され、ルーカス・フィルムが世界で初めて公認した同雪像。「暗黒」で有名なアンチヒーロー、ダース・ベイダーが真っ白になったほか、ストーム・トルーパーや宇宙要塞(ようさい)・デススターも迫力のある仕上がりとなった。18時からはライトアップも行われる。また、市民が手作りで制作する市民雪像は80基。ゆるキャラ「ふなっしー」、人気アニメ「妖怪ウォッチ」や昨年のディズニー映画「アナと雪の女王」の雪像が多く作られた。今年は初めて「市民雪像人気投票」も実施。さっぽろ雪まつり公認のスマートフォンアプリ「さっぽろグルメクーポン」から投票が可能。
人気アニメ「ラブライブ!」のブースも出展し、大通西9丁目ではブースの横に雪像が登場した。ブースではOUTDOOR とコラボした限定商品「ラブライブ!×OUTDOOR PRODUCTS デイパック」、同会場の郵便局ブースでは1月15日に発売された5周年記念フレーム切手も販売される。また、西11丁目会場にはおなじみとなった「雪ミク」が登場。雪ミク雪像との合成記念写真を「SNOW MIKU 2015」仕様の専用写真ホルダーに収めることができるフォトショップも設置。同会場には「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆(はんぎゃく)の物語」のキャラクター「キュゥべえ」の雪像も立った。
今月11日まで。