国内最大級のグルメの祭典「さっぽろオータムフェスト」が9月12日~28日、大通公園で開催される。
北海道各地の食材や名産品を一堂に集める同イベント。2008年に初開催以来、今年で7回目を迎える。昨年の来場者数は過去最高の164万7000人。
会場は1丁ごとにテーマを変えてさまざまなブースを展開する。今年は昨年の会場に加え、1丁目、10丁目、11丁目を新設しさらなる盛り上がりを目指す。
1丁目=昨年初開催した「さっぽろオクトーバーフェスト」を1丁目会場として拡大。本場ドイツで仕込まれた限定たる生「オクトーバーフェスト公式ビール」ほか、ドイツのたる生ビールを提供。道内15醸造所のクラフトビールもたる替わりで登場する予定。
5丁目=観光雑誌「北海道じゃらん」(リクルート北海道じゃらん)がプロデュースする「北海道・新ご当地グルメ」、道内各地のラーメン店が出店する「HOKKAIDOラーメン祭り2014」、ローカルテレビ局「北海道放送」(HBC)の「HBCみんなで食べよう!」、「札幌ビアケラー」ブースなど。9月12日~16日、17日~22日、23日~28日の3期に分けてメニューや店を変えていく。ラーメンブースは延べ15店が登場する。
6丁目=和食からエスニックまでさまざまな店が集合し、「北海道の秋」をテーマに一押しメニューを持ち寄る「北海道グルメコレクション」、イタリア料理の「オリゾンテ」とバー「the bar nano」がコラボして窯焼きビザやカクテルなどを提供する「あおぞら×ほしぞらバル」、市内の8つのスープカレー店が4期に分けて出店する「スープアミーゴ!」、約30のスイーツ店が集まる「さっぽろスイーツカフェ」、収穫したての野菜や果物、ワイン、雑貨、クラフトビールなどを販売する「アミーゴ・マーケット」、市内の飲食店2店が日替わりで出店し名物メニューを提供する「さっぽろ大衆グルメ」など。
7丁目=道内17のワイナリーから37種の道産ワイン、農家限定製造の「どぶろく」などを提供する13の酒造、4種の焼酎銘柄を集めた「大通公園7 丁目BAR」、3期に分けて8つの道内ワイナリーがワインを出展する「北海道ワイナリーヴィレッジ」、北海道食材にこだわった16店が集まる 「HOKKAIDO 酒肴(しゅこう) MARCHE」、28のパン店が3期に分かれて週末限定で出店する「北海道ベーカリーマルシェ」、「ワインとのマリアージュ」をテーマにした「酒×肴(さかな)マリアージュバル」など。今年は、ニッカウヰスキーの創業80周年を記念してピュアモルトウイスキー「竹鶴」ブランドのオフィシャルバーが北海道に初オープンする。
8丁目=道内100以上の市町村が3期に分かれ各地の名産品を販売する「札幌大通ふるさと市場」、道内特有の日本酒を集める「北海道ふるさと酒場」、昨年度の同イベントで人気だったメニュートップ3を「調理品」「製品」部門に分けて販売する「人気商品ランキング」など。2013年の調理部門1位は「うにめし」(留萌市)、製品部門1位は「生炊きしらす佃(つくだ)煮」(寿都町)。
10丁目=今年初登場の「驚きと発見の祭典・Oh!ドーリファーム」会場。木材を使ったブースやサイロをモチーフにした大きなモニュメントなどの装飾を施す。道内各地域から30店が集合し、北海道の素材をおいしく食べる調理方法を提供メニューを通して伝える「グルメコーナー」、本格的なピザ用の石窯を間近で見られる「大通ピザ工房」など。
11丁目=新会場「さっぽろハピネステリア」。札幌市内15店のシェフが道産の食材を使って日替わりで特別料理(550円、1,100円の2パターン)を提供する「さっぽろシェフズキッチン」。今年のテーマは「エゾシカ」。昨年まで4丁目会場にあった「さっぽろタパス」を同会場へ移動。全長10メートルを超える対面式スタンディングカウンターで北海道と世界15カ国以上のワイン、タパスを提供する。
近郊の農産物をPRする「さっぽろ できるだけプロジェクト」や、日本ではここでしか飲めない日本初輸入「スペイン産シードル」を提供や、こだわりのチーズを販売する「北海道ナチュラルチーズ・マーケットも。ドイツビールとドイツ料理のブース「さっぽろPROST!」、道内7校の高校生が「地元を元気に」をテーマに地域の素材を使った企画商品を販売する「チャレンジオータム」など。
特別会場として札幌駅で「サツエキグルメLive」を行うほか、藻岩山、創成川東、定山渓、円山、すすきの、札幌駅などでコラボ企画も行う。
さっぽろオータムフェスト実行委員会は「各会場で道内グルメを楽しんだ後は、各市町村まで足を運んでリアルな土地の魅力も感じてほしい」と、食の広がりを期待する。
開催時間は10時~20時30分(1丁目会場は12時~21時、ブースによって一部営業時間が異なる)。