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札幌に道産そば粉のガレット料理店-そば粉のピザやパスタ、クレープも

生ハムとチーズのガレット

生ハムとチーズのガレット

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 札幌・地下鉄西18丁目駅近くのガレット料理店「Dany’s Restaurant(ダニーズ・レストラン)」(札幌市中央区西18丁目、TEL 011-615-4420)がオープンして間もなく1カ月を迎える。

そば粉を使ったワッフルのデザート

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 北海道産のそば粉を使ったガレットを提供する同店。北海道が全国有数のそば粉の産地であることや、北海道農業の発展、麺としてのそば以外のそば粉料理の魅力発信などを目的に開業。昨年9月から10月末までの2カ月間、大通公園近くで限定店を営業した際には連日満席となり、札幌市外からも利用客が詰め掛けるなどしてにぎわった。

 シェフは、フランス人のFec Dany(フェック・ダニー)さん。2006年に本国で行われたコンクールでガレット部門1位・クレープ部門2位を受賞した腕前の持ち主。1999年にブルターニュでガレット&クレープのテークアウト専門店「Les Bles d’or(レ・ブレ・ダー)」を開業し、日に数千のオーダーをこなした。2009年には東京・目白のクレープ・ガレット専門店「ル・モンサン・ミッシェル」のシェフに就任。2011年には「ミシュランガイド東京」に掲載されるなど、ガレットとクレープのスペシャリストとして日本でも活躍している。北海道にはNPO法人「Peace」の活動を通して足を運ぶ機会があり、その魅力を体感したという。同店は、Peaceの山岸育美さんと共に立ち上げた。

 店舗面積は約45坪、席数は40席。そば粉は、創業60年の「山加製粉」(石狩市)協力の下で作り上げた独自製法のもの。フランスのそば粉は日本とは異なる粗びき製粉のため、本国の味わいや食感、風味を生かせるものに仕上げたという。「北海道はブルターニュと同じく自然が豊かで、食材のクオリティーも高いのでそれだけでも魅力的。日本でもそばを麺だけでなくガレットとして食べる習慣を知ってもらえたら」とダニーさん。そば粉を使ったピザやコーヒー、パスタ、ハンバーガーなど、さまざまなレシピを提案していく。「そば屋さんが来て『本当にそばの味や香りがする。こういうそば粉の使い方があったのか』と驚く。そば文化の可能性を広げ、認知してもらえる店にしたい」と山岸さん。

 アラカルトは、「ガレット」(コンプレット=1,000円、生ハム=1,300円、ベジタブル=1,400円など)、「ガレットピザ」(1,800円~)、「ガレットソーセージ」(600円)、「そばバーガー」(1,000円)、クレープ(700円~)など。

 ランチは、日替わりのガレットかパスタ(以上1,000円)、日替わりスイーツとドリンクセット(700円)。ディナーコースは4,000円~。

 「北海道にガレット・クレープの学校を開校したい」という夢を持つダニーさん。「北海道の食材の新たな魅力や可能性を見いだして、多くの人に楽しんでもらえたら」と、今後は料理教室やイベントなどを行う予定だ。

 営業時間は、ランチ=11時30分~15時、 ディナー=18時~22時30分。日曜定休。

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