札幌・中島公園が現在紅葉の見頃を迎え、色彩豊かに色づいた約9500本の木々が来園者の目を楽しませている。
園内には池や日本庭園、重要文化財の茶室「八窓庵(はっそうあん)」などがあり、紅葉の時期になると各所がほかの季節にない彩りに染まる。市内中心部やススキノから徒歩10~20分、地下鉄「中島公園」で下車できるなど交通の便も良いため、気軽に自然や紅葉が楽しめる公園として散歩やランニング、写真撮影などに訪れる来園者も多い。
園内北側にある「菖蒲池(しょうぶいけ)」ではカモが泳ぐ姿や水面に鏡のように映し出される紅葉、庭園装飾の造形物「水琴窟(すいきんくつ)」にたまった落ち葉など見どころはさまざま。
毎日園内を散歩するという70代の女性は「ここ最近あまり見かけない渡り鳥も見かける。この時期は一日たつごとに変わっていく公園の様子を見るのが楽しい」と話していた。
見頃のピークは11月初旬ごろまで。日本庭園は、開園8時30分~17時。入園無料。11月10日まで。