ドイツビール&フードイベント「SAPPORO OKTOBERFEST 2013(さっぽろオクトーバーフェスト)」が9月6日、「さっぽろテレビ塔」(札幌市中央区大通西1)1階の特設会場で始まった。
独バイエルン州のミュンヘンで行われる「ミュンヘンオクトーバーフェスト」をモチーフに今年初開催される同イベント。ミュンヘンと札幌は姉妹都市で、冬には「ミュンヘン・クリスマス市」などが開催されている。
企画は、「さっぽろ夏まつり」のビアガーデンで11丁目会場「ドイツ村」、グルメフェスティバル「オータムフェスト」のドイツビール&料理ブース「さっぽろPROST!」」などを運営する「WESS(ウエス)」(西区)。「さっぽろ夏まつり以降、市内ではビアイベントはなくなってしまうため何か企画できればと思っていた」と同社の粟野さん。「国内でもオクトーバーフェストと題してイベントが行われているが、当イベントのような形と規模で行うものは北海道にはなかった。札幌市内でもドイツ料理の専門店はほとんどないのでドイツビールの魅力を一人でも多くの方に知っていただく機会になれば」
席数は400席。たる生をメーンに本場ドイツビール、ドイツ料理を提供。コンサートなども行う。ビールは「フランツィスカーナー」「ホフブロイ」「シュパーテン」「ホフブロイ」「フレンスブルガー」などのドイツビールの醸造所やブランドが販売する、「ヴァイツェン」「ピルスナー」「ドゥンケル」「ヘレス」「ボック」など15種のビールを用意。
好きなビールを4種類(1杯当たり150ミリリットル)選ぶことができる「飲み比べセット」(1,700円)も1日限定50セット用意する。「同じヴァイツェンやピルスナーなどの種類でも、醸造所ごとに味も違うため飲み比べも面白い。お好みのドイツビールも見つかるはず」と粟野さん。ドイツワイン(ボトル3,800円)やノンアルコールの「こどもびいる」(300円)、今月10日以降には、オクトーバーフェストビアのために作られるビール「オクトーバーフェストビア」なども。
フードは、「テューリンガー・ブラートブルスト」「ベルリナー・カリーブルスト」「フランクフルター・クナックブルスト」「ミュンヘナー・ヴァイスブルスト」などのソーセージ(以上600円)や「ジャーマンプレッツェル」(1個300円、2個500円)、「イエガーシュニッツェル」「ベーべキュースペアリブ」(以上1,000円)、「ジャーマンマッシュポテト」「ザワークラウト&ピクルス」(以上500円)など。
札幌のドイツ料理専門店「ESSEN SAPPORO(エッセン・サッポロ)」(豊平区平岸)も出店し、「とろけるアイスバイン」(800円)、ドイツ風フライドポテト「ボメス」(400円)、「北海道産タラのフィッシュ&チップス」(600円)などを提供する。
来場していた30代男性と20代女性のカップルは「さっぽろ夏まつり会期中はドイツ村に何度か足を運んだ。味と香りが日本のものと違っておいしい」(男性)、「日本のものより飲みやすいと思う」(女性)などと、ドイツビールならではの味わいに舌鼓を打つ。「今回はオクトーバーフェストビアが入荷していなかったので、また来たい」と話していた。
24日間の会期中、2万人の来場者を見込む。粟野さんは「札幌は『ビールのまち』としてシティプロモートしているがまだまだやれることはある。こうしたイベントをもっとたくさん企画して、今以上に盛り上がれば」と期待を寄せる。
開催時間は16時~22時(土曜・日曜・祝日は12時~)。入場無料。今月29日まで。