コンピューター、ビデオゲームを競技として行う「eスポーツ」のイベントが8月9日、「cube garden」（札幌市中央区北2東3）で開催される。主催はe-スポーツ北海道（中央区大通西6）、日本eスポーツエージェンシー（東京都渋谷区）。

海外大会の様子

　eスポーツは「エレクトロニック・スポーツ」の略で、コンピューター、ビデオゲームの対戦をスポーツとして行う同競技。一人称の視点でゲームを進める「ファーストパーソン・シューティングゲーム」、戦場などを舞台に戦略、戦術を立てるシミュレーションゲーム「リアルタイムストラテジー」、「スポーツゲーム」、格闘ゲームなどで対戦する。若者を中心とした競技人口は世界中で460万人以上。プロチームも立ち上がっている。海外ではプロリーグや大手企業がスポンサーとなり、莫大（ばくだい）な賞金を懸けた大会も開催されている。2011年に行われた世界大会「World Cyber Games」の模様をインターネットで配信した動画の視聴数は3670万以上に上るなど一大競技、市場として成長を続けている。現在国内では5つのチームが設立され、北海道チーム「Naturals HOKKAIDO」は歌手のサンプラザ中野くんさんがオーナー代行を務めている。

　当日は、Naturals HOKKAIDOチームの羽染貴秀さん（jengaman）、中山大地（ノビ）圓藤由香さん（やまと）と事前に申し込んだ一般参加のゲーマーが対戦するプログラム「eスポーツSapporo!! オープントーナメント」（カッコ内はハンドルネーム）を行う。羽染さんとはサッカーゲーム「FIFA13 ワールドクラスサッカー」、中山さん、圓藤さんとは格闘ゲーム「鉄拳タッグトーナメント2」で対戦する。そのほか北海道発のアイドル「フルーティー」のライブイベントも。

　大会実行委員の島田昌虎さんは「日本では知名度や盛り上がりもまだまだだが、海外プロチームに入り1,000万円以上かせぐ日本人選手もいる競技。日本のゲーム事情を考えると火は付きやすいはず。イベントをきっかけにeスポーツの存在を多くの人に知ってほしい」と話す。

　開催時間は17時～（開場16時30分）。入場無料。オープントーナメント出場希望の申し込み、対戦ルールはホームページで確認できる。問い合わせはe-スポーツ北海道（TEL 011-200-6900）まで。