札幌コンベンションセンター(札幌市白石区東札幌6条1)で9月17日、「日本ロボット学会 学術講演会」が開催される。
今年で30回の節目を迎える同イベント。毎年1年間の研究成果や現在のロボット技術の成果などが披露され、ロボットへの興味・関心を呼び掛けるため一般向けのワークショップなども行う。
現場で実際に活躍するロボットを展示する「リアルロボットテクノロジーシンポジウム」では、シリコンで皮膚を再現したリアルな人型のヒューマノイドロボット、がれきを運ぶ災害対応ロボット、イカ釣りロボットなど18体のロボットを紹介する。
大学生のロボットコンテスト「ロボット・トライアスロン」では、引かれた線を自動で追う「ライントレース」、障がい物を避けて進む「迷いの森」、空き缶運びの3種目のクリアタイムを競う。「毎年続けて出てくる大学は技術を蓄えて大会に臨むので年々見応えも増している」とイベント担当の花島直彦さん。
一般財団法人日本総合研究所理事長、多摩大学・学長などを務める評論家・寺島実郎さんによる「日本創生に問われるイノベーションという視点」をテーマにした講演やロボット作りも予定する。
花島さんは「ロボットの学会を一般の方に見てもらう機会は少なく、北海道で行うのも貴重な機会。ロボットに親しんでいただける場となれば」と話す。
開催時間は10時~17時。入場無料。