札幌・東区のモエレ沼公園で7月28日に開催される花火大会「モエレサマーフェスティバル2012」で、小中学生らで結成された「札幌ジュニアジャズスクール」の生徒が演奏を披露する。
今年初開催となる同花火大会。「年々少なくなり始めた花火大会という文化を未来の子どもたちにも残したい」と企画された、彫刻家・イサムノグチさんが設計を手掛けた同公園では、水・光・火柱なども使うなどしてアート性も加え、8000発の花火を打ち上げる。当日の動員は1万2000人を見込む。
札幌ジュニアジャズスクールは2000年に発足した小中学生らを集めたジャズバンド。これまでに650人の生徒・児童を輩出し、イベント出演や病院・福祉施設などでの演奏、道内の各地の市町村への遠征などを行っている。今期は小学生41人、中学生21人が活動している。当日は花火打ち上げ前の30分間、ビッグバンドによるミニコンサートを予定。
「『創造都市さっぽろ宣言』を行った札幌は芸術を通したまちづくりに力を入れているので、花火と音楽という文化がクロスしたイベントになれば」と同イベント副実行委員の浦谷さん。「札幌国際芸術祭や札幌国際マラソンなど、夏の札幌はイベントが盛んなので、今後はさまざまなイベントとコラボできるよう力を合わせて札幌の一大文化にしたい」とも。
開場は17時~22時。開催時間は19時30分~20時10分を予定。チケットは3,000円。ローソンチケットで販売中。悪天候の場合は翌日に延期。問い合わせは「MOERE SUMMER FESTIVAL実行委員」(TEL 011-375-7271)まで。