サッポロビール(東京都渋谷区)は6月29日、札幌市内での新たな観光資源創出を目的としたプロジェクト「ビールでまちづくり さっぽろ」を発表し、サッポロビール博物館(札幌市東区北7東9)で記者会見を開いた。
2008年12月に締結した「さっぽろ まちづくりパートナー協定」における「都市の魅力とにぎわいを生み出すまちづくり」の一環として、今回新たに始まった同プロジェクト。今年はドイツ・ミュンヘン市との都市提携から40周年を迎えることを踏まえ、ミュンヘンのオクトーバーフェストをモチーフにした「オータムビヤフェスト」や「ビール憲章」制作、「第1回日本ビール検定」の普及など、さまざまなイベントを通して「ビールのまち さっぽろ」をアピールし、観光文化発展・経済活性化につなげるという。
会見に出席した同社の寺坂史明社長は「札幌がビールを通じて世界の窓口となり、ビールの街として世界に羽ばたくきっかけとなれば」と話したほか、札幌市の上田文雄市長は「ビールや食文化など札幌の街の付加価値を高めるプロジェクトになってほしい」と期待を寄せた。