NPO法人S.O.L.(エヌピーオーホウジンソル 所在地:本部・大阪府枚方市/支局・札幌市東区)は、4月1日を夢を発信する日にしようとするApril Dreamに賛同しています。このプレスリリースは「NPO法人S.O.L.」の夢です。
2022年に「Successful Sri Lankan Model」をApril Dreamに発表して3年。ついに踏み出した第一歩に喜びをかみしめるもつかの間、現地で初めて知るスリランカの人々の夢は、デング熱を減らす事ではなく「デング熱撲滅」だった。
材料やシステムが揃っていないスリランカでの夢の続きは、より多くの方々の協力が必要だと実感。
現地の方々の心に灯っている「デング熱撲滅」という希望の光を消さないため、NPO法人S.O.L.は、これから沢山の人や企業様を巻き込んで行くので注意喚起を宣言します。
【スリランカのマラリア撲滅への道のり】
デング熱ではなく、先ずはマラリアの事を知って欲しい。マラリアは熱帯・亜熱帯の世界100か国余りで流行を繰り返している蚊による感染症で日本でも流行地からの帰国者の症例が年間50~60例報告されています。早期に適切な対応をしないと短期間で重症化し、死に至る事がある感染症です。
スリランカでは13世紀のポロンナルワ王国の滅亡がマラリアによるものではないかと推察されており、言わば一国が滅んでしまう、といわれる位の感染症です。
今から114年前の1911年、スリランカ初のマラリア対策センターがクルネーガラ県に設置され、マラリア対策が強化されていく中、1934~1935年、死者8万人といわれるマラリアの大流行を経験します。
その後DDT(殺虫剤。現在は発がん性物質であるとされ、多くの国で使用が規制されている)の屋内散布で急激に罹患者は減少、DDT耐性蚊の出現などで再度の大規模な流行を経て2013年についにマラリア感染ゼロを達成しています。
マラリア対策センターを立ち上げて実に102年の道のりでした。
【クルネーガラ市長のデング熱撲滅宣言】
S.O.L.の今回の「まいどAMIDOプロジェクト」はJICA(国際協力機構)とS.O.L.とクルネーガラ市3者の共同事業です。
現地での活動前に3者で合意していた内容はデング熱罹患者を現在の「人口の0.4%→0.2%台に」というもので一般の人々に向けて「デング熱予防教室」の開催というプランでした。
が、S.O.L.メンバー現地到着後、クルネーガラ市から、このプラン、まさかの却下。
(詳しい内容は前回のプレスリリース「日本の虫除け文化が世界を救う!AMIDOがついにスリランカ上陸」をご一読くださいhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000098702.html)
熱血クルネーガラ市長、アジャンタさんの「クルネーガラ市はデング熱撲滅をあきらめていません」という鶴の一声でNPO法人S.O.L.は
「デング熱撲滅の為の第一歩」
を踏み出していたのです。
デング熱予防教室を終えて、熱血市長アジャンタさんと。
【アンケートを集計して見えてきたこと】
慌てふためきながら、なんとか今回の現地活動を終えて帰国後、現地で集めたアンケートを集計しました。すると予防教室参加者の100%がAMIDOについて知らなかった、と回答しています。世界中の情報が手に取りやすい現代でも知られていないことってあるんだ、と驚きました。
沢山の方々がアンケートに記入してくださいました。
yes ・Noだけではなく、皆さん丁寧に回答くださっており「薬剤など使わずに健康的に虫よけが出来る」「蚊だけではなくハエやその他の虫の侵入を防ぐことが出来る」とAMIDOの可能性をとても高く評価してくださっています。
「100年かけてマラリア撲滅できたけど、デング熱はもっと早くゼロ宣言を勝ち取りたい!」
そんなクルネーガラ市の方々の思いが感じ取れました。
【早急に整えるべき課題】
今回、クルネーガラで紹介したAMIDOは材料があれば誰でも簡単に設置出来るよう、材料は帯鉄・磁石テープ・網・両面テープ・片面テープの5つ、といたってシンプルで低コストを売りにしています。
(補強でシリコンを足したりしますが、これは無くても良さそうです。)
デング熱予防教室では、日本から持って行った材料とスリランカで入手した材料、両方を紹介しました。スリランカで入手したもので優れていたのは両面テープ。スリランカでは車の修理を自分でやる人が多く、取れてしまった車の部品を接着するための様々な両面テープが売られています。これがとても使いやすく、AMIDO設置にもぴったりです。
これがAMIDOの材料と道具。車のおもちゃは小型ローラー代わりに使います。
しかし、その他は使いにくく、すぐにはがれてしまったり綺麗に付けられなかったり。特に帯鉄は誤って怪我をしてしまう可能性がとても高いのです。日本の帯鉄は素手で触る事が出来、使い勝手も良く、大変優れています。
AMIDOに使いたい現地の網も高温で陽射しの強いスリランカでどの位耐えられるのかこれから時間をかけて検証が必要です。
アンケートでも材料について「良い物を選ぼうとするならば入手が難しいのではないか」「どうすれば良い材料を揃えられるのか」といった回答が多く寄せられています。この事からデング熱予防教室に参加した方々はAMIDOを良い材料で設置してみたい、と考えている事もわかりました。
安全な材料で作って欲しい・・そう考えると2023年のApril Dreamに投稿した「帯鉄産業をスリランカに作りたい」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000098702.html
この夢も現実化して行かなければ・・。
【新たに生まれた夢】
S.O.L.の新たな夢は
「デング熱を減らすこと」
ではなく
「デング熱を無くすこと」
そして
「スリランカでAMIDO材料の産業革命」
です。
この夢を実現するためにはS.O.L.だけの頑張りでは到底無理です。
日本にある物を持って行って紹介することは出来ますが、現地でこれから必要な量はコンテナを使った輸出レベルです。
無い物を現地で作る、となると専門家が必要です。
改めて大きなことをやろうとしている事がわかりました(今更ですが・・)
ガールズホームの窓に付けたAMIDO。これから実証実験です。
【デング熱撲滅への道のり】
これは決して簡単な事ではありません。
これまでスリランカの人々はデング熱流行を「仕方のない事」として受け入れている、と思っていました。
しかし今回、現地でデング熱について向き合うと「マラリア撲滅を達成したスリランカなので、デング熱もきっと撲滅出来る」と人々は心の底で信じている事がわかりました。
そうです。
スリランカは2013年、マラリア撲滅を達成した南アジア唯一の国であることを忘れてはなりません。
S.O.L.の挑戦はこれからも続きます。
「April Dream」は、4月1日に企業がやがて叶えたい夢を発信する、PR TIMESによるプロジェクトです。私たちはこの夢の実現を本気で目指しています。
ガールズホームの子ども達。ここへの支援も忘れてませんよ!
【NPO法人S.O.L.について】
スリランカの教育施設訪問ツアーやビジネスマッチングツアーの企画、催行をしながら文化交流やスリランカの情報提供を行っています。スリランカのアニマルアタック(野生生物により人間が被害を受ける事象)に関する支援活動も行っています。
~S.O.L.のデング熱対策に関する活動~
2015年よりこれまでにおよそ320kgの蚊取り線香(株式会社ライオンケミカル様より寄贈)を京都大学アジアアフリカ研究所やライオンズクラブなどの協力により、スリランカの幼稚園、小・中学校、高校、老人ホーム、障がい者施設、農業従事者など延べ6,000人へ寄贈する。
2017年デング熱流行中の国立病院を見学。
2019年より施設や教育機関、スリランカ在住者コミュニティに虫除けについてのアンケート調査を実施。
2021年5月 スリランカの北西部州クルネーガラ県ポルガハウェラで網戸の実証実験を始める。
2021年11月 S.O.L.網戸(AMIDO)キットを開発
2022年10月 札幌支局開設
2022年11月 スリランカ大使館にてロドニ・ペレーラ大使とAMIDOキットの可能性について面談
2023年3月 スリランカでもっと積極的に活動を行うため、スリランカにNGOを設立申請
2023年12月 NHKおはよう日本「おはBiz」にて紹介
2024年1月 NHK WORLD-JAPAN Biz Streamにて紹介
2024年8月 デング熱予防教室のプランがJICA基金に採択される
2024年10月 スリランカ政府よりNGO認証を取得
2024年11月 デング熱予防教室開催準備を始める
2025年3月 スリランカ国北西部州クルネーガラ県クルネーガラ市にてデング熱予防教室を開催
【会社概要】
法人名:NPO法人S.O.L.(ソル)
法人所在地:本部/大阪府枚方市春日西町1‐50‐1
札幌支局/北海道札幌市東区伏古11条2丁目3-18
NGO SOLO/ No.37,1st Lane Welangolla Waththa Kurunegala Sri Lanka