プレスリリース

隊員数は全国一!※そんな北海道の「おためし・インターン・地域おこし協力隊」卒業生にインタビューしました~前編~

リリース発行企業:北海道庁広報広聴課

情報提供:




人口減少や高齢化が進む中、全国で一番多い1,000人を超える「地域おこし協力隊員」の方々が日々活動されている北海道。北海道庁では、2023年6月に「地域おこし協力隊サポート推進室」を設置し、道内の隊員の方々や隊員希望者、市町村をサポートするため、各種研修会の開催や募集情報の一元的な発信など様々な取り組みを実施しています。

このたび、北海道庁の出先機関である日高振興局は、2月9日(日)に東京ミッドタウンホールで開催される「第8回地域おこし協力隊全国サミット」の「地域おこし協力隊・自治体ブース」に出展します。出展ブースでは、地域おこし協力隊員の活動内容の紹介や、隊員募集のPRなどを行う予定です。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000132907.html

また昨日の投稿でもご紹介した「おためし地域おこし協力隊」や「地域おこし協力隊インターン」。これまで多くの方々が、地域おこし協力隊や移住へのステップとして本プログラムに参加いただきました。今回は、これまで参加されてきた方々のインタビューを掲載させていただきます。


<「おためし地域おこし協力隊」参加者>
北山 沙也加さん:栗山町(くりやまちょう)
https://www.town.kuriyama.hokkaido.jp/soshiki/31/630.html



●「夢であるカフェ経営や飲食のキッチンカー実現に向けたアイディアが学べました」
「栗山町は、札幌市や新千歳空港、苫小牧港に車で約1時間の距離にあり、1次~3次産業のバランスがとれた人口1万1千人ほどのまち。 大学のゼミの先生が栗山町と縁があった関係で、すっかり町が好きになりました。また町職員の勧めもあって、「おためし地域おこし協力隊」に参加。町内の飲食店や農家さんにお話をうかがうなどして、夢であるカフェ経営や飲食のキッチンカー実現に向けたアイディアなどが本期間中に学べました。その上で大学卒業後に「地域おこし協力隊員」になったので、移住後も戸惑うことがほとんどありませんでした」(北山さん)



●カフェ経営と栗山町の課題解決をマッチさせ、フードトラック事業を展開
滞在中に関わった町民の皆さんの温かさや栗山町の魅力に惹かれ、2021年7月に『地域おこし協力隊員』になりました。現在はカフェ経営と栗山町の課題解決をマッチさせたフードトラック事業の展開ということで、「smileback_foodtruck」というクレープブランドを立ち上げ、地元の酒井農場さんの卵など新鮮な食材を活かしたクレープを栗山を拠点にキッチンカーで販売し、まちの魅力も伝えています」(北山さん)





<「地域おこし協力隊インターン」参加者>
北海道大学/塙 恒星さん:安平町(あびらちょう)
https://www.town.abira.lg.jp/chiikishinko/chiikiokoshi



●安平町での「地域おこし協力隊インターン」を通して、「遊びの中にも学び」があることを学んだ約1ヶ月
教育学部の塙(はなわ)さんは、大学の友人が安平町で先にインターン生として活動していて、紹介してもらったことが「地域おこし協力隊インターン」に参加したきっかけ。安平町は、「遊育」「あびらぼ」「ワクワク研究所」「ABIRA Talks」という4つの事業を通じて、様々な「学び」から「挑戦」に繋げる独自の教育手法「あびら教育プラン」に取り組んでいます。そこで塙さんは、「あびら教育プラン」の運営と企画に関するサポート業務をしています。



「着任当初は、子どもたちに話しかけても、反応が薄くて悲しかったです。もともと、私は自分の思いを人に伝えることが苦手。相手に勘違いされて、嫌われてしまうのではないかと考えていました。所属先の社員の方々と一緒に飲食をする機会が多く、日報や週1回の面談もあってコミュニケーションが取りやすい体制がつくられていました。いつしか子どもたちが私に興味をもってくれるようになり、今は自分の意見が言えるようになりました。安平町の地域おこし協力隊インターンは、『遊びの中にも学び』があることに気付かせてくれます!」という塙さん。大学卒業後の進路は、文部科学省で働き日本の教育をより良くしたいと考えていましたが、このインターンが、良い意味で軌道修正するきっかけとなり、地域や学校の教育現場に向き合いたいとも考えるようになったそうです。




<「地域おこし協力隊」卒業生>
川瀬 千尋さん@帯広市(おびひろし)
https://www.city.obihiro.hokkaido.jp/tourism/topics/1018842.html



●自分の希望を叶えるため、裁量ある活動を実施させてくれた「地域おこし協力隊」
不動産関係の会社で不動産管理や不動産仲介、住宅販売などを手掛けましたが、「40歳ぐらいで自伐型林業(経済性と環境保全を高い次元で両立する持続的な森林経営のことで、参入障壁が低く、幅広い就労を実現できる形態)に携わりたい」というかねてからの希望を叶えるため、2020年7月に池田町の地域おこし協力隊員になりました。自伐型林業の推進を活動内容とする隊員は、池田町では第1号。「池田町は隊員の活動に裁量があるだけではなくて、職員の方によくしていただいた」と川瀬さんは振り返ります。



●「池田町移住へのステップになるように」協力隊経験者として移住をサポート
自伐型林業推進の1期生となった1年目は山林の確保と知識の習得に費やし、1年目の最後には山林を運営するまでに至ったそうです。そして迎えた2年目、将来のビジネスを見据え、様々な事業を試して収益性や再現性の検証・選別などを進め、現在は30haの山林を確保するまでに至っています。任期終了後の今でも、同じく池田町の地域おこし協力隊員だった頓所 幹成(とんどころ みきなり)さんと設立した「minotake(みのたけ)」で、隊員だった頃と変わることなく、自伐型林業を広めていくための活動を行っています。また2024年4月には池田町内に民泊施設「yadorigi(やどりぎ)」を開業。自分で伐採した木材を使ったまきストーブを備え「池田町への移住のステップになるように」と協力隊卒業生として移住もサポートしています。





■北海道地域おこし協力隊 ポータルサイト
https://hokkaido-chiikiokoshi.jp/

※「おためし地域おこし協力隊」概要
期間:主に2泊3日      
現住所の条件:特になし
住民票の異動:不要
活動内容(例):行政、受入地域等関係者との顔合わせ 地域の案内、交流会 地域協力活動の実地体験 など

※「地域おこし協力隊インターン」概要
期間:2週間~3か月    
現住所の条件:地域要件が適用
住民票の異動:不要
活動内容:地域おこし協力隊と同様の地域協力活動に従事
その他:1人1活動日あたり1.2万円を上限に国から財政措置がされる

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