Nitten-NoMy Beet Band feat.1
NoMy Japan株式会社(北海道札幌市、代表取締役:David Andrew Quist、以下「NoMy Japan」)は、親会社であるNorwegian Mycelium AS(ノルウェー・オスロ)を通して新たな資金調達を完了した。在ノルウェーのファミリーオフィスや、欧州に拠点を置くベンチャーキャピタルを含む海外投資家と並んで、新規投資家として、日本最大の製糖会社である日本甜菜製糖株式会社(東京都港区、代表取締役:石栗 秀、以下「日甜」)が参画し、125 万ユーロ(約2億円相当)を出資。日本企業からの資金調達を通して、日本国内におけるマイコプロテイン製品の開発をさらに加速する。本投資は、2024年4月に始まった両社のパートナーシップをさらに発展・加速させ、甜菜製糖の生産工程から得られる資源を活用したNoMyのマイコプロテイン技術の商業化を目的とし、この技術開発は、タンパク質の安定的な供給と将来的な食料安全保障に対応する上で極めて重要である。
新規投資家
日本甜菜製糖株式会社二酸化炭素吸収能力の高いテンサイを活用した新産業と高付加価値製品創出の一環として、砂糖の製造過程で発生する副産物を利用し、糸状菌タンパク質を食品資源「マイコプロテイン」として生産するNoMyへの出資を決定。
企業名 :日本甜菜製糖株式会社
代表者 :代表取締役 石栗 秀
創立 :1919年6月11日
資本金 : 8,279,414,800円
本社所在地 :〒108-0073 東京都港区三田三丁目12番14号
電話 :03-6414-5522
ウェブサイト:https://www.nitten.co.jp
事業内容 :ビート糖、精糖、飼料(配合飼料、ビートパルプ)、紙筒、イースト、種子、オリゴ糖等機能性食品の製造・販売、農業機材の販売および不動産賃貸事業
新規投資家からのコメント
「北海道の基幹畑作物であるてん菜は高いCO2固定能力を持ち、そこから得られる砂糖は甘味料として人々を幸せにしてきました。てん菜を甘味資源として止めることなく、新たな活用としてマイコプロテインを生産することは、世界規模でタンパク質不足が懸念されているプロテインクライシス(タンパク供給不足)への解決策の一つになるものであります。また、日本の食糧基地である北海道の農業振興にもつながり、持続可能な食料供給の促進にも貢献致します。」
Nitten-NoMy Beet Band feat.2
NoMy Japan株式会社・代表 David Andrew Quist からのコメント
「商業パートナーとして、そして今回新たに投資家として、日本甜菜製糖との素晴らしい協力関係がさらに強化されることを大変嬉しく思います。同社の持続可能性への取り組みと、砂糖生産における深い専門知識は、発酵技術を通じて自然循環型の食料システムを創造するというNoMyのミッションと完全に一致しています。」
Norwegian Mycelium ASについて
ノルウェーで設立されたNorwegian Mycelium ASは、オスロに拠点を置く発酵科学企業で、持続可能な菌類ベースのソリューションの開発に重点的に取り組む。菌糸体の自然な特性を活用し、革新的かつスケーラブルなプロセスにより廃棄物を高価値の材料「マイコプロテイン」に変換することにより、より持続可能なタンパク質を量産しながら、より少ない廃棄物と自然の循環に根ざすサステイナブルな産業形成を目指す。日本市場からのトラクションを得て、2024年1月にNoMy Japan株式会社を設立。
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報道関係のお問い合わせは、新規事業開発担当・田中 美帆(miho@nomy.no)までご連絡ください。