札幌・狸小路に4月21日、「カレー道場 黒帯」(札幌市中央区南2条西5、TEL 011-200-2678)がオープンした。
「カレー道場 黒帯」の「チャー角カレー」。「福神漬けではなく、このカレーのために青紫蘇で漬けた大根を添える」
「らぁめん道場 黒帯」(新琴似6条16)が、賄いだったカレーを特別メニューとして提供すると反響が良く、常連だった「カレー道場 黒帯」の店主・大倉聡さんが専門店として開業の話を持ちかけたのがきっかけ。
店舗面積は10坪。席数はカウンター7席、テーブル14席の計21席。店内は木を基調にシンプルな内装に仕上げた。「こだわりは、豚のチャーシュー(角煮)をルーに混ぜ合わせ、ルーだけでもおいしいカレー」と大倉さん。「約8時間かけて仕込んだチャーシュー。ルーも1日目で仕込み、2日目で味を調整し、3日目で堅さを決め、4日目まで熟成させたものを提供する。濃厚な味わいに仕上げる」という。チャーシューは薫製にして風味を出すなど工夫を凝らす。
メニューは、「チャー角カレー」と1日限定25食のチャーシュー丼ぶり「黒帯丼」(以上680円)。そのほか「大盛り」(30円)、「Wチャーシュー」「角切りチャーシュー」(以上180円)、「味付け薫製卵」(120円)などのトッピングも。「3分前後で提供し、回転率を上げることでお客さまに待つストレスを与えない」とも。
「客層は30~50代を中心に幅広く、オープンから毎日来てくださるリピーターもいらっしゃる」と大倉さん。「カレーというジャンルで個性を出すのは難しいが、ラーメン屋の賄いとして手間をかけて作ったチャーシューとの組み合わせにたどり着いた。一度食べていただければカレーの概念も変わるはず。まずはたくさんの人に食べてもらいたい」とも。
営業時間は11時30分~20時(土曜・日曜・祝日は11時~)。火曜定休。