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クリプトン・フューチャー・メディア、音声合成ソフト「鏡音リン・レン・アペンド」開発

製品パッケージイメージ ©Crypton Future Media,Inc/VOCALOIDはヤマハ株式会社の登録商標です

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 ソフト開発販売を手がける「クリプトン・フューチャー・メディア」(札幌市中央区大通西10)が12月27日、音声合成ソフト「鏡音リン・レン・アペンド」を発売する。

鏡音リン・レン

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 同社は、DTMソフトウエア、携帯コンテンツ(着メロ/着うた)、ボイスメールサービス、サウンド配信サービス、コンテンツ検索など、音にちなんだサービス構築・技術開発を手がけ、さまざまなサウンドコンテンツを日本市場でライセンス販売する。

 同製品は、「初音ミク」などで知られる音声合成ソウトウエアで、ヤマハ開発の音声合成システム「VOCALOID」を採用したボーカル音源の一つ。2007年12月にリリースされた「鏡音リン・レン」に「温かい声」「パワフルな声」「ウィスパーボイス」など計6種の「声の表情」を追加する追加歌唱音源として開発された。「これによりバラードやハードロックなどさまざまな音楽ジャンルに対応しやすくなり、ユーザーの幅広い作品に対応できるはず」と同社プロデューサー佐々木渉さん。

 開発のきっかけは、「バーチャルシンガーならではの可能性の追求」。「VOCALOIDによる歌唱は、一般的には『アンドロイドが歌う、無機質でのっぺりとしたもの』というイメージが強いかと思うが、本製品は従来の『普通の歌い方』の型を破る試みも付加した」という。

 ターゲットは、日常的に音楽制作するコアユーザーや初心者など幅広く、来年中に5,000本程度の販売を目標に据える。

 佐々木さんは「一般的には『マシンボイス』と捉えられることも多い歌唱合成だが、歌唱合成なりの個性や表現の触れ幅を獲得していくための試みとしてこの製品を開発した。『人間とは少しだけ異なる歌の世界がある』と感じていただければ」と話す。

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