劇団四季は11月19日、来年1月8日にオープンする全国10館目の専用劇場「北海道四季劇場」(札幌市中央区大通東1)のグランドオープン作品「ライオンキング」のPRを開始した。
同日より、北海道中央バス(小樽市)との共同企画で「ライオンキング・ラッピングバス」5台が市内運行を開始。物語の舞台であるサバンナの風景をイメージし、黄色をベースに主人公シンバや王国の呪術師ラフィキや札幌の人たちや観光客へ向けというメッセージをあしらったバスを走らせる。
同日、出発式となるテープカットが行われた。「北海道四季劇場のオープンが札幌の芸術文化の発展につながってほしい。北海道中の人たちに感動を与るきっかけになれば」と同社加藤幸嗣常務。佐々木典夫劇団四季副会長は「北海道では劇場や学校などさまざまな場所で公演してきた。これからは札幌だけでなく道内各地にバスを走らせたい。このバスに乗って見に来てほしい」とそれぞれあいさつ。テープカット後、5台のバスが完成前の「北海道四季劇場」を背景に出発した。
北海道観光事業(大通西1)とのコラボ企画では、さっぽろテレビ塔内1~3階の階段踊り場に舞台場面のイラストなどを展示するほか、エレベーターにもライオンキングのロゴをあしらう。展望台では同施設のイメージキャラクター「テレビ父さん」とのコラボ企画も。同社高山裕史社長は「8年ぶりにリニューアルしたテレビ塔。ライオンキングとのコラボなど、観光客だけでなく地元の人たちに向けても楽しめるスポットにしていきたい」と意気込みを語った。
北海道四季劇場の「ライオンキング」開幕は3月27日を予定。