今年で30回目を迎える「サッポロトップヘアーモードコンテスト」が11月9日、ロイトン札幌(札幌市中央区北1条西11)で開催された。
「世界のモードは札幌から」「若手技術者の登竜門」をテーマに、理容師、美容師、メーク、ネイルのスペシャリスト、専門学生がそれぞれの技術を競う関東以北最大級規模の同コンテスト。今年は札幌市内のサロンを中心に、北海道内のサロンや専門学校、首都圏などから過去最大の567人がエントリー。「理容、美容、ネイルなど、これらの業界が一堂に集まって技術を競うのは全国的にも珍しい。若手の育成はもちろん、業界の横のつながり、刺激にもなる」と話す大会長の能澤正明さん。同コンテストの過去の受賞者の多くが業界の第一線で活躍しているという。
コンテストは、「ネイルアート」「モードメイク」「アートメイク」「2011 モードコンペテーション メンズ/レディス」など16のプログラムで構成。「hinomaru(ヒノマル)」(豊平区月寒)代表の山田勉さんやヘアーサロン「RISE(ライズ)」(東京都渋谷区)代表の伊藤雅彦さんら総勢26人を技術審査員に迎えた。そのほか「29thチャンピオンショー」や「2011モードウォーキング」、国内トップアーティストによる「ルベル/タカラベルモントヘアショー」などのパフォーマンスも行われ会場を盛り上げた。
能澤さんは「『時代をリードするスタイルを札幌から発信する』という気持ちを持つことは意識や技術の向上へつながり、お客さまのニーズに応えることにもつながる。これからも業界の発展に力を尽くしたい」と話す。