札幌・円山動物園内の遊園地「キッドランド」閉園へ-51年の歴史に幕

閉園時間、来園客に最後の見送りをするキッドランドのスタッフたち

閉園時間、来園客に最後の見送りをするキッドランドのスタッフたち

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 札幌市円山動物園内の遊園地「円山子供の国キッドランド」(札幌市中央区宮ヶ丘、TEL 011-621-1570)が9月30日、51年の歴史に幕を閉じ、閉園した。

キッドランド最終日、園内の様子

 1958(昭和33)年に行われた北海道大博覧会の会場となった中島公園(中央区中島公園)に設けられた遊具を翌年、札幌振興公社が引き継ぎ「中島子供の国」として運営を開始。中島公園内に札幌コンサートホールKitaraが建設されるにあたって1995年、現在の円山に移転した。

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 閉園の理由は、円山動物園の施設拡張計画によるもの。そのほか、少子化による利用者数の減少、遊具の老朽化などの要因も重なった。閉園後、同敷地はキリンやゾウなどの動物を屋外施設で飼育するアジア館・アフリカ館として利用するという。

 昨年は約62万人が来園。先月28日からは利用者への感謝を込め、閉園日の30日まで全遊具乗り放題500円の特別券を販売した。今月9日には「中島子供の国」時代以来、約30年間にわたり同施設を毎年利用してきたなかのしま幼稚園(豊平区)の園児320人と保護者、教員合わせて計690人を招き、閉園セレモニーを開いた。

 閉園当日、16時45分の閉園時間には同園スタッフが入園ゲート前に一列並び、最後の見送りを行った。来園した家族連れや子どもたちは手を振りながら「今までありがとう」「お疲れさまでした」などと手を振りながら同園を後にした。

 「51年の歴史の中で、幼少時代に当園に来てくださった方が親になり、その子どもを連れてきてくれることも珍しくなかった」と同公社円山事業所所長の工藤正士さん。「本日でキッドランドは閉園するが、これからも円山動物園は続いていく。動物園に来ていただいたときに『ここにキッドランドがあったんだ』と思い出していただければ」とも。

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