インターネットコンテンツ事業を手がけるインプロバイド(札幌市中央区南1条東2)は8月17日、北海道に住むシニア、シルバー世代向け「住まいと暮らし」の情報ポータルサイト「くらしにあ」を開設した。
同社は、高齢者向け住居・施設の情報を集約した媒体が少ない北海道に着目し、高齢者の住まいや介護保険などは制度の改正が早く、紙媒体では最新の情報を手に入れにくいため、同サイトの企画、開設を決めた。北海道居住者や北海道への移住を考える40歳以上のシニア、高齢者がいる家族をターゲットに「北海道の高齢者の住まい」を中心とした情報を提供する。
同サイトでは、北海道全域の有料老人ホームや高齢者専用住宅、特別養護老人ホームなど約1,200件の施設情報や各施設の基礎知識を掲載。シニア、シルバー世代にも利用しやすい検索・比較機能を設け、「無駄を無くしたシンプルなデザインを心がけた」(同社)という。
そのほか、シルバーライフに関する業界ニュースや北海道のニュースを配信する「くらしにあNEWS」、介護保険の基礎知識「おたすけあ」、「住まい選びの用語辞典」などさまざまなコンテンツを用意している。
9月1日より、住まいを見つけた人の次のステップとして「ゆとりある生活をさらに楽しんでもらいたい」というコンセプトで、健康やスポーツ、グルメ、旅行、音楽、アートなどのシニア、シルバー向けエンターテインメント情報「くらしにあライフ」、施設をより身近に感じてもらうために施設職員のブログページ、ユーザー同士の情報交換をメーンとした掲示板などの開始を予定している。
同社の小林元社長は「介護・福祉は飲食店に次いで離職率が高いという現状を変えたい。介護・福祉の人材・資格情報のコンテンツも企画している」と話している。
8月31日までのプレオープン期間中、オープニングキャンペーンを実施。アンケート回答者に特製冊子「住まい選びの基礎知識」を無料で配布する。