「チューリップ・すずらんフェスタ」が5月18日、滝野すずらん丘陵公園(札幌市南区滝野)で始まった。
園内に咲くチューリップやスズランの開花時期に合わせて開催する同イベント。今年は156品種、約25万球のチューリップが園内を彩り、5月中旬~6月上旬に見頃を迎える。
カントリーガーデンにはチューリップが丘一面に咲き、上段の「彩の丘」はカラフルな色が混ざり合うモザイクアートのような花畑、下段の「虹の丘」は虹のようなアーチを描く花畑となっている。
カントリーハウス横のパレット花壇では、さまざまな品種のチューリップが咲き、ほのかに香る品種を集めた「香るチューリップ」コーナーも登場する。「花のまきば」の園路沿いには、約70品種が咲くチューリップロードが登場。ベルソングやハイチ、スプリンググリーン、ソルベットなど多種多様なチューリップがそろう。
スズランは、収穫の谷上部園路、花のテラス入口付近、平成の森などにドイツスズランやピンクスズランなど7000株が咲き、愛らしい姿を見せる。同園によると、スズランは管理が難しい植物であり、現在は植栽エリアを限定して集中的に管理を行っているという。
カントリーハウスレストランでは期間中、「ちゅーりっぷランチ」(1,600円、各日20食、10時30分~閉園1時間前まで)を提供。メインのドリアは、トッピングのハムとサラダほうれん草でチューリップを表現し、サラダは花畑をイメージしている。
同園広報担当の高田尚弥さんは「公園内では北海道らしい広い空と丘一面の花畑が楽しめる。場所によって植栽方法が違うので一度遊びに来ただけで複数のチューリップの景色を見ることができる」と話す。
チューリップ時期に合わせて、キャンピングカーやアウトドア用品の展示・即売会など多彩な体験コンテンツを用意する「第11回北海道キャンピングフェア」(5月18日・19日)も開催するという。高田さんは「チューリップ以外にも春の公園を楽しむことができる」とも。
開園時間は、9時~17時(6月は18時まで)。入園料は、大人(15歳以上)=450円、65歳以上=210円、小人(15歳未満)=無料。6月2日まで。