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札幌市交通資料館がリニューアル 展示面積拡張、体験型展示物も

施設外観

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 札幌市交通資料館(札幌市南区真駒内東町)が5月1日、リニューアルオープンした。

実際の地下鉄車両の操作盤

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 市営交通の歴史を発信する拠点として1975(昭和50)年に開館した同施設。2017(平成29)年から地下鉄高架部の補修工事に伴い一時休館していたが、「見て、聞いて、触れて」をテーマに展示内容をリニューアルし、新しい札幌市交通資料館としてオープンした。

 改装後は、屋内展示面積が改修前の290平方メートルから471平方メートルに拡張。大正時代に使われた車両「木製22号車」や、実際の地下鉄車両の操作盤を操作してジオラマ内で地下鉄車両の模型を走行させる「札幌地下鉄ライド」、日々の安全運行を支える職員の仕事内容について紹介する「市営交通おしごと図鑑」など体験型展示物コーナーを新設した。

 施設内の展示コーナーには、交通資料館の館内マップや路面電車・地下鉄車両のパネルを設けたフォトスポットがある「ウエルカムコーナー」をはじめ、市営交通が今に至るまでの歴史を明治から令和までの各時代を通じて懐かしい写真やエピソードと共に紹介する「ヒストリーコーナー」、市営交通に関するさまざまな体験ができる「体験コーナー」、市営交通の仕事内容や道具の紹介を通じて、運行の安全性や正確さがどのように確保されているかを伝える「札幌市営交通の誇りコーナー」の4つの展示スペースを用意する。

 同施設広報担当者は「来館してくれた人々に市営交通の魅力を知ってもらい、地下鉄や路面電車にもっと乗りたいと思ってもらえるきっかけを提供したい」と意気込む。

 「新たな展示物を用意し、多くの人々に市営交通を楽しく学んでもらえる施設に生まれ変わった。来館を心から待ち望んでいる」とも。

 開館時間は、9時30分~16時30分。水曜休館(市内小学校の夏休み期間を除く)。入館無料。開館期間は10月31日まで。

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