札幌千秋庵の洋風せんべい「山親爺(やまおやじ)」のテレビCMが3月18日、26年ぶりに復活する。復活に合わせて同日、パッケージデザインをリニューアルする。
北海道・函館の千秋庵総本家の4代目・松田咲太郎さんが開発した洋風せんべい「山親爺」。同商品は1921(大正10)年に創業した札幌千秋庵が1930(昭和5)年から販売を開始し、94年間、原材料や製法をほとんど変えずに北海道民に愛され続けてきた。
「山親爺」のテレビCMは1998(平成10)年以来、26年ぶりに復活。新CMの歌唱は函館出身の歌手・YUKIさんが、編曲は札幌出身の音楽プロデューサー・蔦谷好位置さんが、それぞれ担当する。「パッケージデザインのリニューアルとともに復活させたい」「北海道にゆかりのある方に歌唱を担当してもらいたい」と検討を進める中、YUKIさんが北海道でライブを行ったときMCで昔のCMソングを歌ったことがあるという情報を得て、オファーした。
「道産子の誇り・山親爺と一緒にスキーを滑ったようでうれしい。家族みんなで見てほしい」とYUKIさん。蔦谷さんは「変わらぬ懐かしさとこれからに続く新しさが詰まったCMになった。北海道の人に届いてほしい」と話す。
新CMは札幌千秋庵ユーチューブでも同日18時から公開する。
新しいパッケージデザインは、北海道の青空を背景に、ササの葉とサケを背負ったクマがスキーに乗って雪山を滑り降りる姿を表現している。約26年前までテレビ放送されていたCMのストーリーを基に現代的なタッチでデザインしたという。同日から新デザインへの切り替えを進める。