チーズ専門店「Forma Cheese Lab(フォルマチーズラボ)」(札幌市中央区南3西7、TEL 011-206-8420)がオープンして1カ月がたった。
同店はファットリアビオ北海道(白石区平和通12)が10周年記念事業でオープン。同社について、社長の高橋廣行さんは「イタリアに行った際に感じた自分が知っているフレッシュチーズと本場のフレッシュチーズとの大きな差を伝えたいと10年前に創業した」と話す。専門店のオープンについては、「イタリアと日本のチーズの違いは新鮮さ。毎日市場に並ぶモッツアレラやリコッタを見て、日本の豆腐に通じると感じた。北海道でもこの文化を再現したかった」と説明する。
8月5日にオープンした同店の店舗面積は約10坪。席数は、テーブル=4席、カウンター=7席、テラス=2席。同社のチーズを販売するほか、モッツアレラ、ブッラータ、リコッタを使ったチーズ料理を中心に提供する。
メニューは、「モッツアレラ カプレーゼ」(580円)、「焼きカプレーゼ」(680円)、「ブルスケッタ」(330円)、「ストラッチャータと生ハムと季節のフルーツ」(780円)、「忍路(おしょろ)のエグヴィブのパン」(480円)などフードのほか、エスプレッソ、ワインなどのドリンクをそろえる。メニューに使う食材は、本間松藏商店(倶知安町)のジャガイモ五四〇や荒井養蜂場(北広島市)のハチミツなど。そろえるワインはVina de oro bodega(ビニャ デ オロ ボデガ、仁木町)などで、いずれも北海道産にこだわる。高橋さんは「北海道だから選んだのではなく、チーズとの相性で選んだら北海道産になった」と話す。
高橋さんは「イタリアのフレッシュチーズ文化を北海道に根付かせたい。10年たってもまだ当社は知られていないので、北海道はもちろん、全国の人に知ってもらい、日本を代表するチーズブランドを目指したい」と話す。「現在、さっぽろオータムフェスト6丁目会場にも出店中。気軽にチーズの味わってほしい」とも。
営業時間は10時~18時。火曜定休。