都市型水族館「AOAO SAPPORO」(札幌市中央区南2西3)で9月11日、記念イベント「“サッポロ”ウィーク」が始まった。
「生命のワンダー ~見えないものが見えてくる~」をテーマに、今年7月20日に開業した同館。9月7日で開業から50日を迎え、来館者数は18万人を超えた。館内6階に併設するパンバル「シロクマベーカリー&」も連日にぎわいを見せ、クロワッサンの累計販売数が2万5000個を超えた。
開業50日を迎えた記念イベントとして1週間限定で行う「“サッポロ”ウィーク」。同館のペンギンたちが元気に過ごしていることと、「サッポロ」と名付けられたキタイワトビペンギンの羽が抜け替わる換羽第1号だったことを祝い3つの企画を展開する。
「サッポロ」をプリントした限定缶バッジを用意。館内で青く光るリストバンドを身に着けているスタッフにキタイワトビペンギン「サッポロ」のフリッパー(翼)のバンドの色を伝えると、限定缶バッジが進呈される(1日100個限り、先着順)。
「シロクマベーカリー&」では期間中、生ビール「サッポロクラシック」(通常550円)を380円で提供する。
15日には、同館で生活するペンギンの行動を観察したり、有識者と意見を交換したりなどして生態を楽しく学ぶプログラム「WONDER PENGUIN CIRCLE(ワンダーペンギンサークル)」を開く。開催2回目となる今回のメインテーマは「換羽ってなんだろう」。1年に1度のキタイワトビペンギンの換羽を観察することで、普段は見過ごされているキタイワトビペンギンの不思議に参加者全員で迫る。
館長の山内將生さんは「無事に開業から50日目を迎えることができた。北海道内外からたくさんの人に来館してもらい、『生命のワンダー』を感じてもらっている」と話す。「道内初展示となったフェアリーペンギンを始め、『ホップ』するキタイワトビペンギンなど、多くの水生生物に出会った時に生まれる感動を来館者全員と分かち合っていけるよう、引き続き楽しい展示を作っていく」と意気込む。
営業時間は10時~22時(最終入館は21時)。料金は、大人=2,200円、小中学生=1,100円、幼児(3歳以上)=200円ほか。今月18日まで。