「まちの文化祭」を掲げる「カルチャーナイト2023」が7月21日、札幌市内の公共・文化施設とオンラインで開催される。

36の団体が参加するオンライン配信も

　2003（平成15）年に始まり、今年で開催21回目を迎える同イベント。参加者に地域文化への興味を持ってもらおうと、札幌市内全域の公共・文化施設、企業施設を当日限定で夜間開放するほか、普段見られない施設の内側や業務の紹介などをユーチューブで動画配信する。

　今年は、放送局、郵便局、大学、美術館、博物館、商工会議所など実行委員会を含む101の施設・団体が参加し、220以上のプログラムを展開。それぞれの専門分野や特色を生かしたプログラムを提供する。

　36の団体が参加するオンライン配信は同日17時から一斉に公開。札幌管区気象台は、天気予報の現場や火山を監視している部屋など、普段見る機会のない部屋を紹介する見学ツアーを配信する。札幌市中央卸売市場・丸水札幌中央水産は、ドローンで撮影した映像と共に、市場の規模感や敷地面積など施設の解説を行う。

　事務局長の畑瀬亜紀子さんは「いつもとは違う視点で街の歴史や文化、産業、それらを支える人々の営みの素晴らしさを発見してほしい」と話す。

　オンライン企画は8月4日12時まで。