宿泊施設「翠厳（すいがん）」が6月30日、札幌市南区定山渓温泉にオープンした。運営は第一寶亭留（ほてる）。

翠巌スイート 露天風呂＆サウナ付き客室「東遊（あずまあそび）」102号室

　館内にはラウンジやレストラン、大浴場などは設けていない。ほかの客との接触を極力避け、客室で全てが完結し、自由でゆったりとした時間を過ごせるというコンセプト。

　同ホテルは「翠厳スイート 青海波」「パノラマスイート 倭舞（やまとまい）」「コーナースイート 胡蝶（こちょう）」など全7室で全てスイートルーム。全ての客室に第一寶亭留が持つ3本の源泉をブレンドした温泉を引く。渓谷や舞鶴の瀞（とろ）を望む客室、サウナ付きの客室、シアター付きの客室、寝湯付きの露天風呂が付いた客室など全室異なる特徴を持つ。

　食事は部屋食で定山渓精肉店店主と第一寶亭留調理人がコラボした創作しゃぶしゃぶを用意。前菜、メインの肉、締めの一品までを5段程度のお重にセットし、客室にある専用の扉まで届ける。このほか、連泊滞在する客を想定し、夕食なしのプランも販売。事前予約で近隣にあるグループ施設のレストランの利用もできる。

　山ノ風マチエリアを含む12の場所で利用できる滞在中の優待サービス「第一寶亭留プレミアムアクセス」も用意する。同グループの翠山亭（すいざんてい）の大浴場や森乃湯などで送迎付きで自由に利用できるほか、「雨ノ日と雪ノ日」のジェラート無料や「ハレとケ洋菓子店」「エクスクラメーションベーカリー」の飲物無料などの特典が付く。

　料金は、1泊朝食付き2人1室＝大人1人3万3,150円～、1泊夕食付き2人1室＝大人1人3万9,759円～。