女子アメリカンフットボール選手吉田未央さんが4月1日、米国で開幕するWNFC(アメリカ女子アメリカンフットボールカンファレンス)に参戦する。北海道出身の選手としては初。
吉田さんは北海道留萌市出身の27歳。小学校時代は少年野球やスノーホッケー、中学・高校時代はバスケットボールの選手だった。昨年10月から札幌を拠点に活動している。
2021年秋のトライアウトでユタとテキサスの2チームに合格したが、ビザの関係で契約できなかった。昨年夏、両チームのプレーオフ決勝を現地観戦。その場でユタと交渉し、今季の契約が決まった。
吉田さんは総合型地域スポーツクラブ「サフィルヴァ」(札幌市)のスポーツエージェント第1号選手。同クラブ理事長の豊川大地さんによると、エージェント契約は同クラブがスポンサーを探し、エージェント料として一部を同クラブが一部を受け取る仕組み。受け取ったエージェント料はマルチスクールの運営に充てるほか、オフシーズンにはエージェント契約している選手がマルチスクールの指導者としても登場する予定。
豊川さんはエージェント契約について「すごいことをやっているのにあまり知られていない選手の手伝いをしたい」と話す。「北海道から世界で戦う選手が増えてほしい」とも。