札幌市制100周年を記念してセンチュリーロイヤルホテル(札幌市中央区北5西5)と札幌市が企画した人前結婚式が11月22日、札幌市役所1階ロビーで行われた。
市への愛着を深め、市が推進する「笑顔になれる街・札幌」の実現につなげたいと同ホテルが市に提案・企画した。5月11日からカップルを一般公募したところ、40 組の応募があり、抽選で選ばれた1組のカップルが式を挙げた。ウエディングドレスやヘアメークなど、挙式にかかる費用は、全てホテルが負担した。
式を挙げたのは札幌市の会社員・藤田好博さん(32)とゆきのさん(22)。12時15分から地元プロ演奏団体「アンサンブルグループ 奏楽(そら)」による生演奏とともにスタート。親族をはじめ、市役所に来庁していた市民らに見守られながら愛を誓い合った。
2人は「お互いを思い合い、支え合いながらこれからの人生を歩んでいく」と誓いの言葉を読み上げ、式を見守り、祝辞を述べた秋元克広札幌市長に直接婚姻届けを手渡した。
ブライダル課マネジャーの宮本正士さんは「市役所での結婚式を初めて企画したが、たくさんの応募を頂いた。2人と何度も打合せを重ねて作り上げてきたものが11月22日の『いい夫婦の日』に無事開催できたことをうれしく思う。結婚式の意義や感動を今後も広く伝えていきたい」と話す。