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札幌のホテルがクリスマスツリーに道産森林資源を活用 SDGsに貢献

えりも岬緑化事業によって再生したクロマツの松ぼっくり

えりも岬緑化事業によって再生したクロマツの松ぼっくり

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 えりも産クロマツの松ぼっくりなどを使ったクリスマスツリーの展示が11月23日、センチュリーロイヤルホテル(札幌市中央区北5西5)で始まる。

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 規格外野菜や低利用魚などの活用で食に関するSDGsに取り組んできた同ホテル。その中で、地域と連携した緑化事業などに取り組む北海道森林管理局の活動を知り、ホテルで道産の森林資源を使った館内装飾やロビー展などを通じて森林についての情報発信に協力したいと考え、ツリーの展示などが実現した。

 同ホテルロビーに展示するクリスマスツリーの装飾の一部には、「えりも緑化事業」で回復した森から採取したクロマツの松ぼっくりを使う。同事業は地域住民と協働して森林を再生。来年で活動開始から70年を迎える。

 帯広市のパイロットフォレストのカラマツや江別市野幌のエゾマツとアカエゾマツなどから同管理局職員が採取した松ぼっくりも使う。えりも緑化事業や北海道内の松ぼっくりを紹介するポスター、同管理局職員が手作りした松ぼっくりのリースなどの展示も行う。

 同管理局の職員らは、メッセージカード付きのえりも産クロマツの松ぼっくりも2階ロビーに用意。ホテル来館者へのクリスマスプレゼントとして数量限定で進呈する。

 同ホテル営業企画室 支配人の蝦名訓さんは「北海道の森林の55%にあたる国有林を管理している北海道森林管理局と協力して、北海道の森の魅力をPRしていく。ホテルに訪れた際は道産松ぼっくりを飾ったツリーやリースなどを見ながら、えりもの森に思いを巡らせてほしい」と話す。

 展示は12月25日まで。

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