「札幌軟石と植物展」が8月23日、百合が原公園(札幌市北区百合が原公園、TEL 011-772-3511)緑のセンター大温室で始まる。
札幌軟石によって作られた鉢に、さまざまな植物を植えて紹介する同展。北海道の大自然が創り出し、その性質から建造物にも多く使われ、北海道の産業と暮らしを支えた石文化として北海道遺産に選ばれた札幌軟石と、カラフルな葉色や模様が魅力のカラーリーフプランツをかけ合わせ、互いの自然美をより魅力的に表現する。
同園広報担当者の伊藤早織さんは「花の咲く時期が過ぎても豊富な葉色や葉脈が目立つもの、ふ入りのもの、バリエーションが豊富なヒューケラ(和名=ツボサンゴ)やホスタなど落ち着いた色合いのカラーリーフプランツが札幌軟石に溶け込み、味わい深い表情を見せてくれる」と話す。
園内では現在、さまざまな夏の花が見頃を迎えている。園内を巡る列車「リリートレイン」沿線には、約100メートルにわたって、白やピンク、紫など色とりどりのムクゲ約35種類が咲き誇る。大きな花を咲かせるムクゲは開花期も長く、見頃は9月下旬まで続くという。
同園のヒースガーデンでは、春咲きと夏咲き2タイプのエリカと、夏に花を咲かせるカルーナ約30品種を植栽。現在、夏咲きのエリカとカルーナが開花を始めている。
「ダリア園」「リリートレイン沿線」「世界の庭園」では8月中旬から、約150種類のダリアが咲き始める。伊藤さんは「花色花形ともにバラエティー豊かなダリアが花壇一面に広がり、透き通る秋の青い空との美しいコントラストは撮影スポットとしても人気。お好みのダリアを探しに来てほしい」と呼びかける。
営業時間は8時45分~17時15分。月曜休館。観覧料は、高校生以上=130円、中学生以下・65歳以上無料。「札幌軟石と植物展」は9月4日まで。