「ONEART SAPPORO(ワンアートサッポロ)」が8月17日から、SPECIAL CLUB(札幌市中央区南5西2)で始まる。
同展は小学生から高校生の知的障がい児らとアーティストらが共同で制作した絵画の展示会。今回は重症心身障がい児の子どもらの作品も用意した。
参加する施設は「てまりの華」「おむかいさん」「かりんの華」「ここうぇる」の4施設で、作品数は19点。作品の中にはONEARTアンバサダーの森田絹子(HBCアナウンサー)さんのコラボ作品もある。
今回はメタバースギャラリーも用意。2月の大阪展、4月の名古屋展の展示を紹介するスペースもあり、子どもらが描いたアートを仮想空間で楽しめる。
「つながるアート」「支え合うアート」という思いから名付けられた「ONEART」では、障がいがある子どもたちとアーティストが一緒に絵を描き、作品に仕上げて全国8カ所の施設を回り、各地で展示会を開催している。作品は年間契約でレンタルし、売り上げの60%を絵を描いた子どもの家族に奨学金として届けている。奨学金の総額は現在、700万円以上に上るという。
アーティストのけみ芥見さんは「提携施設やコラボアーティストが増えたことで、一層楽しく見てもらえるると思う。子どもたちのさく裂するパッションの輝きを見に来てほしい」と呼びかける。
開催時間は10時~翌1時。日曜定休。8月28日まで。