展覧会「銀の匙(さじ) Silver Spoon展」が7月16日、札幌芸術の森美術館(札幌市南区芸術の森2、TEL 011-591-0090)で始まる。
「銀の匙 Silver Spoon展」描き下ろしイラスト ©荒川弘/小学館
漫画「銀の匙」は2011(平成23)年から2019年まで「週刊少年サンデー」で連載された発行部数1700万部以上の作品。北海道の農業高校「大蝦夷農業高校(エゾノー)」を舞台に、仲間と絆を深め、さまざまな壁にぶつかりながらも将来の道を見つけていく高校生たちの姿を描く。
同展は連載開始10周年を記念して行う巡回展。東京、大阪に続き、札幌で開催する。
作者の荒川弘さんが同展のために描き下ろしたイラストを含む、約200点の直筆原稿やカラー原画、初公開の制作資料を展示。主人公の八軒勇吾とその仲間たちが、さまざまな経験を通して成長していく物語を紹介する。
会場では、記念撮影ができるフォトスポットコーナーを用意するほか、A4クリアファイル(297円)、「ぱっくんメモ」(396円)、Tシャツ(2,750円)、「多摩子の夏バテマグカップ」(1,430円)など、約150種類のオリジナルグッズを販売する。
関連企画として、8月6日・7日は「十勝・帯広フードマルシェ」を開催。帯広農業高校の学生が協力し、十勝・帯広の食材や飲食物を販売する。札幌芸術の森クラフト工房では、7月31日、8月13日、9月4日にオリジナルデザインのミニスプーン作りが体験できる「銀の匙をつくろう!」を開催する。
広報担当の澤田海さんは「札幌市文化芸術鑑賞促進事業により入場料が通常の半額になるので、気軽に来場してもらえれば」と呼びかける。
開館時間は9時45分~17時30分(9月は17時まで)。入場料は、一般=前売り600円・当日700円、高校・大学生=同350円・同450円、小・中学生=同150円・同250円。9月11日まで。9月17日からは北海道立帯広美術館(帯広市緑ヶ丘)で開かれる。