「定山渓温泉渓流鯉(こい)のぼり」が4月1日、定山渓温泉街(札幌市南区)で始まる。
1987(昭和62)年に掲揚を始め、今年で36年目を迎える定山渓温泉街の同イベント。雪が残る温泉街周辺に端午の節句が近づくとともに桜も満開を迎える時期に、温泉街の思い出の一つにしてもらおうとこいのぼりを掲揚したのが始まり。大小約400匹のこいのぼりが豊平川上空を舞う。
こいのぼりは道内の家庭から不要になったものを集めて再利用する。募集は毎年、定山渓観光協会が3月上旬に行っている。
掲揚場所は、ホテル鹿の湯~章月グランドホテル間、定山渓ホテル~対岸間、足湯(足のふれあい太郎の湯)、定山源泉公園、見返り坂、湯けむり坂、定山渓神社参道など。夜はライトアップも行う。
定山渓観光協会マネジャーの橘真哉さんは「雪の多い冬だったが、日々進んで行く春の気配は自然界のパワーを感じる。この機会に家族や仲間で、大自然に囲まれた温泉と春の風景を楽しんでほしい」と呼びかける。
5月8日まで。