「札幌市内観光地活性化 屋外サウナ実証事業」第3弾が2月10日から、芸森ワーサム(札幌市南区芸術の森3)で始まる。
同事業を企画した札幌商工会議所は、コロナ禍で落ち込んだ経済と観光を回復させようと、新たなアクティビティ・観光資源として昨今注目を集めている「屋外サウナ」に着目。札幌のさまざまな観光コンテンツを連動させ、イベントを通して観光業など幅広い業界・分野への経済的波及効果を目指している。
「サウナの街サっぽろ~Sauna City Sapporo~」をテーマに屋外サウナを楽しめる同イベント。日程は秋季と冬季に分けて開催する。秋季イベントでは、第1弾・さっぽろ創世スクエア、第2弾・さっぽろテレビ塔で行われ、両会場合わせて約2300人分の前売りチケットが販売開始から2週間で完売した。
冬季開催となる第3弾は、札幌芸術の森に隣接する「札幌アートヴィレッジ」内にある「芸森ワーサム」で開催。札幌の冬の魅力である「雪」と「屋外サウナ」を連動させ、広大な自然と雪景色の中で屋外サウナが体験できるという。会場では「テントサウナ」や、道南スギを使った樽型の「バレルサウナ」、本格的サウナが車内で楽しめる「キャンピングサウナバス」などが設置予定。
併せて、札幌市内の各観光スポット割引券の配布や中心部飲食店、タクシー業界などと連携したクーポン券も発行する。イベント参加者の市内中心部周遊促進を図る。
札幌商工会議所の井浦寛弘さんは「皆さんお待ちかねのサウナの街サっぽろ第3弾『芸森ワーサム』が始まる。今度は星空の下、大自然の雪景色の中で『ととのって』みては」と呼び掛ける。
基本料金は1人2時間当たり2,000円。開催日程は、1回目=2月10日~13日、2回目=2月18日~20日。※まん延防止等重点措置によりイベントの中止が決定した。