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「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」がオンラインで 板垣恵介さんがイラスト担う

板垣恵介さん近影

板垣恵介さん近影

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 「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」が9月16日から5日間、オンラインをメインに開催される。昨年に引き続き、オンライン動画配信サービス「Hulu」と、本年度からは映画祭公式サイトの2つで配信する。

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 メイン会場としていた宿泊施設がなくなるなど、逆境に立たされ続ける同映画祭と、新しいウイルスと戦い続ける人類を鼓舞するキービジュアルには、「地上最強の生物である父親、過去からよみがえる剣豪、想像により人と同じサイズにまで大型化した昆虫、さまざまなファンタスティックな戦闘を描いてきた、北海道を代表する漫画家・板垣恵介さんしかない」と、映画祭スタッフがまとまり打診。今回、映画祭公式キャラクターの「シネガー」と夕張に生息する「メロン熊」が、雄たけびを上げてにらみ合う迫力のグラフィックとなり、「困難に立ち向かう映画祭にもふさわしいキービジュアルが完成した」とスタッフは話す。

 本年度の各コンペティション部門への応募数は各部門合計794作品。日本、韓国、台湾、香港、アメリカ、メキシコ、オランダ、スペイン、インド、フランス、ミャンマーなど、世界27の国と地域からの応募があった(合作含む)。

 期間中はコンペ作品の上映のほか、さまざまな企画を配信する予定。夕張市では、長く映画祭に協力してきた市民への恩返しとなるような、市民向けの上映イベントなども企画している。

 板垣さんは「『凄(すご)キャラ』と『凄キャラ』を同じ画面に入れろと板垣恵介に頼む。『対峙(たいじ)させろ』としか聞こえない」と話す。

 HJホールディングス社長の於保浩之さんは「昨年9月、初めて『ゆうばり国際ファンタスティック映画祭』をHuluでオンライン開催した際、『来年の秋にはコロナ前の日常が戻り、本映画祭も北海道夕張の大地で開催されているだろう』と願っていた。しかし、残念ながらいまだ厳しい状況は変わらず予断を許さない。我慢の時が続くが、少しでも毎日に楽しい時間が訪れるよう、さまざまなエンターテインメントをお届けするのが、今私たちのできることではないかと考えている。『Stay Fantastic at Home』で、今年もゆうばり国際ファンタスティック映画祭をHuluで楽しんでほしい」と話す。

 9月20日まで。

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