センチュリーロイヤルホテル(札幌市中央区北5西5)で7月29日、浦河町の夏イチゴを使った料理の試食会が行われた。
2020年8月29日に浦河町で開催された「夏いちごレシピコンテスト」の受賞者を招き、受賞レシピをホテル流にアレンジした料理を振る舞った。
浦河町は2014(平成26)年に夏イチゴ生産量日本一になった。イチゴはじっくりと温める方が甘くなるが、夏は周囲の気温が高く、イチゴを温める時間が短いため、酸っぱい味わいになるという。夏イチゴは温度が高いと生育しにくいため、長野県や東北、北海道などでの栽培が中心。冬に栽培されるイチゴに対して、虫害や温度管理など生育の手間がかかるという。
町が栽培する「すずあかね」の特徴は果実がしっかりとしており、日持ちがよく、輸送に強いのが特長。程良い酸味があり、ケーキや加工に向いていて、ケーキやアイス、チョコレート菓子などに使われている。
当日は同コンテストでグランプリとなった「イチゴとタコのカルパッチョ 揚げ昆布添え」を考案した高校生の工藤彩加さんとその家族、B☆B特別賞の「すずあかねたっぷりゼリー」を考案した小学生の山角瑚乃花さんとその家族が参加。同レストランが現在提供している「浦河夏いちごランチ」(1人3,800円、今月31日まで)に浦河町いちご生産振興会長賞を受賞した「夏いちごのビスコッティ」と「すずあかねたっぷりゼリー」を加えた、全9品の「特別コース」が振る舞われた。
会場には北海道日本ハムファイターズのマスコットB☆Bも登場。B☆BはB☆B特別賞を受賞した「すずあかねたっぷりゼリー」について、「夏イチゴの酸っぱいおいしさがダイレクトに伝わってきた部分と、見た目の『いちごたっぷり感』がポイント」と選定理由を話す。