障がい者の文化芸術フェスティバルの舞台裏を紹介する「ART BRUT HOKKAIDO STYLE―ステージの裏側―」が3月25日、ユーチューブでライブ配信する。主催は文化庁、独立行政法人日本芸術文化振興会、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けた障害者の文化芸術活動を推進する全国ネットワーク、障害者の文化芸術国際交流事業実行委員会。
障害者の文化芸術フェスティバルは障がい者が発信する文化・アートの祭典。全国各地で開催されており、北海道ブロックは2020年10月3日から開催された。障がい者の舞台芸術公演、バリアフリー演劇などを中心にインターネット放送局「ART BRUT CREATION北海道」として、であえーる岩見沢北海道から同フェスティバルを届けた。バリアフリー映画の上映は岩見沢市役所北村支所でドライブインシアターとして実施した。
今回のイベントでは同フェスティバル北海道ブロックで行われたファッションショーの様子を交えながら、ショーを支えた舞台裏のストーリーを紹介する。ナビゲーターはエムブイピークリエイティブジャパンの大海恵聖さん、ゆうゆうの大友恵理さん・壽崎琴音さん、グローの三木大輔さんが務める。このほかゲストに日本ダウン症協会の水戸川真由美さん、スマイルウォーキング倶楽部の高木真理子さん、SPUTNIKの石切山祥子さん、YMSの萬谷雄一さん、札幌市手をつなぐ育成会の深宮しのぶさん。
大海さんは「この企画は昨年行われた、ショーに関わったことで、その中でどんなことが起きていたかということを、ステージを作る側の人に知ってほしい、伝えたいことがあると私自身が感じたことから、グローの三木さんに企画の相談をして実現したもの。共生社会・ダイバーシティ・インクルーシブと世の中は、トップがやらなきゃいけないことを現場におろしても、まだまだ、その土台は準備万端とは言えない状況にあると、障がい者が参加するイベントを見る度に感じる。今回は福祉作業所のレクリエーションとしても視聴できるよう、平日のこの時間帯に配信としたが、イベント関係の人にも見ていただきたい」と呼び掛ける。
開催時間は13時~14時40分。