上川大雪酒造(上川郡上川町旭町)は上川町「緑丘蔵(りょっきゅうぐら)」で醸造した「神川(かみかわ)」純米が、北海道の主導する認定制度「北のハイグレード食品2021」に選定されたと発表した。
「北のハイグレード食品2021」は、食彩創研の浅野裕紀さんやアル・ケッチァーノの奥田政行さんをはじめとするシェフ、大丸松坂屋百貨店バイヤーの本田大助さんなど、食分野の第一線で活躍する北海道「食のサポーター」の選考を経て、道産食品のトップランナーを選定する制度。今回は過去最多の応募総数113品目のうち、21品目が認定された。
「神川」は、上川町にある上川大雪酒造「緑丘蔵」で醸造した地元還元の日本酒ブランド。手作りの伝統的な手法で一本一本のもろみを丁寧に仕込む、小仕込み・高品質の酒造りを行い、「飲まさる酒(=ついつい飲んでしまう酒)」を目指しているという。原料米には、北海道産の酒造好適米のみを使い、仕込み水には大雪山系の湧き水を源流とする天然水を使う。上品で優しい香りと飲み口が特徴の「神川」は、「緑丘蔵」のある上川町を中心とした周辺地域のみでの限定販売を行っている。
社長の塚原敏夫さんは「今回選定いただいた『神川』ブランドは、上川町周辺地域でのみ販売している地元還元酒。この『神川』を知ったことで、上川町という地域に興味を持って、足を運ぶきっかけになったとの声をたくさん頂いている」と話す。「現在、上川町と十勝にそれぞれ蔵を構えており、さらに函館の酒蔵を創設予定。これからも変わらず、地域に貢献する企業でありたい」と意気込む。