「さっぽろウィンターチェンジ2021『Extreme Data Logger:都市と自然の記憶』」が2月5日から、札幌文化芸術交流センターSCARTS(札幌市中央区北1西1)2階SCARTSスタジオ、SCARTSモールCで開催される。
「さっぽろウインターチェンジ」は、札幌の冬を普段と違う見方でクリエーティブに楽しむ展覧会。3回目の開催となる今回は、SIAFラボとSCARTSの新しい共同プロジェクトを紹介する。
SIAFラボは札幌国際芸術祭(SIAF)を支える文化の土壌作りを目指し、オープンなプラットフォームとして活動。世界有数の降雪量を誇る都市・札幌の「除雪」という雪国特有の社会インフラを通して、都市と自然の在り方について考えるリサーチと開発を行ってきたという。
展示会では、除雪車によって路肩に積み上げた雪の形を彫刻作品に見立てて展示する「除雪彫刻」や、除雪車の位置情報を同時に可視化することで約130台の除雪車の動きや除雪ルートが分かる映像作品「SNOW PLOW TRACE LCD version」、除雪された雪が運び込まれる雪堆積場での作業の様子を一定間隔で撮影した「雪堆積場タイムラプス」など、さまざまな作品が展示される。
SIAFラボのメンバー小町谷圭さんは「本来、形をとどめられない雪の姿を記録・模刻することで、私たちの中にある『都市の記憶』について考えていく」と話す。
開館時間10時~19時。入場無料。今月14日まで。