札幌芸術の森(札幌市南区芸術の森2)は、来年3月29日~4月4日に予定しているバークリー音楽院タイアップ短期ジャズセミナー「北海道グルーブキャンプ2009」の参加者を募集している。
2005年に始まった同キャンプは、バークリー音楽院とタイアップし、教授陣を招へいして参加者に直接指導する国内でも珍しいジャズセミナーで、毎年道内外から参加者が集まっている。札幌芸術の森は、これまでにも小中学生を対象としたジャズスクールを2000年に開講するなど育成に力を注いでおり、同キャンプはその一連の取り組みのひとつ。
講師は、世界で活躍するトランペッター・タイガー大越さんをはじめ、デヴィット・クラークさん、ジョアン・ブラッキーンさん、ヨーロン・イズラエルさん、ジム・オドグレンさんの5人。レッスンはアンサンブル形式で、パート別楽器クリニックやアドリブのための音楽理論などが学べるほか、締めくくりには各パート合同でファイナルコンサートを行う。
募集しているのは、サックスやトランペット、ドラム、ピアノなどの9パート、計130人(定員は各パートにより異なる)。対象者は10歳以上(初心者は不可)と、受け入れの幅が広いのが特徴。来年1月にオーディションを行い、アンサンブルを編成する。
そのほか、特に優秀な受講者には、「バークリー賞」としてバークリー音楽院で実施される5週間の夏期セミナーの奨学生特別推薦を授与する(15歳~18歳対象)。
同事務局担当者は「個人レッスンの多い音楽スクールでは学べないグルーブが体感でき、音楽の本場・バークリーの講師陣から直接指導を受けられるめったにない機会。対象年齢の幅も広いので、多くの人に応募してもらえれば」と話す。
申し込みは、公式ホームページ「SJF Square」で受け付けている。締め切りは今月31日まで。