道内各所で「さっぽろキャンドルナイト」-自宅での参加も呼びかけ

昨年行われたキャンドルナイトの様子。円山で手作り牛乳パック灯篭が並べられ、幻想的な雰囲気。

昨年行われたキャンドルナイトの様子。円山で手作り牛乳パック灯篭が並べられ、幻想的な雰囲気。

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 夏至の日の20~22時、電気を消してキャンドルを灯す「さっぽろキャンドルナイト2007」が6月22日、札幌を中心に道内各所で行われる。

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 同企画は、2003年に「夏至の日、電気を消してスローな夜を過ごそう」という全国の「100万人のキャンドルナイト」の呼びかけに賛同し、札幌市内各所で消灯やイベントなどさまざまな取り組みを行うもの。環境活動を行うさまざまな団体や個人が集まり、札幌市の協力のもと、2004年に結成した実行委員会が市内各所で行われる取り組みを集約、発信。初年は、20カ所でイベント、32カ所でキャンドルナイトレストランが行われた。4回目となる今年は、6月上旬時点で62カ所でのイベントが予定され、参加団体は現在も増え続けているという。

 イベントは、札幌の名所「テレビ塔」「時計台」などの消灯のほか、キャンドルの無料配布、キャンドル作り、コンサートやライブなどさまざま。多くの企業も協賛、協力し、社員に対する家族内での実施呼びかけやチラシ配布、ノー残業デーの実施などを予定している。5月21日には、プレイベントとして「100万人のキャンドルナイト」を呼びかけている1人、枝広淳子さんの講演会が開かれ、日本と世界の取り組みやキャンドルナイトの意義、可能性などについて話した。

 各所で配布しているポストカードに、それぞれのキャンドルナイトの取り組みについて記入するアンケートはがきを今年から導入。各自どんな取り組みをしているのか、ホームページでの公開も予定している。

 今回の開催について、さっぽろキャンドルナイト実行委員長の岡崎朱実さんは「これまでは、みんなで音楽を聴いたりするなど(みんなが集まって)の取り組みが多かったが、今年は自宅で素敵な時間を過ごすための取り組みが増えてきた」と今年の特徴について話している。

 取り組みに関して、「環境のことだけでなく、平和や家族のことなど、さまざまなことについて考える時間を持ち、もっと違ったものが見えたり、気付くことができれば」(岡崎さん)という。「どこででも自分でいろいろ工夫してできる。決まったことはないのでそれぞれが思い思いのキャンドルナイトを過ごしてほしい」とも。

さっぽろキャンドルナイト

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