札幌市の創成川公園(札幌市中央区南3西1)の狸小路1丁目横からさっぽろテレビ塔横近辺で9月28日、「創成川キャンドルストリーム」が開催される。主催は札幌商工会議所青年部。今年で3回目。
9月13日に行われたプレオープンでは、創成川公園の狸二条広場から北一条通りまでの創成川沿いをイルミネーションで装飾し、創成川にLED風船1000個を流す。28日は5000個のLED風船を流す。
今年の新たな企画として、札幌市で取り組んでいるSDGs(持続可能な開発目標)にちなんだイルミネーションが初登場。SDGsの周知を目的に、北海道電力本店ビルの窓ガラス96枚に、SDGsの17の目標を記したタペストリーを掲示してライトアップするほか、SDGsカラーの巨大ボールを創成川に浮かべる。同商工会議所青年部主催で今年8月開催した「SDGs勉強会 みち灯(あか)り紙管制作ワークショップ」に参加した小中学生487人が作った再生古紙の灯籠約500個も北1条エリアに設置。狸二条広場は、北海道ガスの協力で作ったガス管端材製イルミネーション装飾も行う。
札幌市が日本新三大夜景に選ばれたことをきっかけに、2017(平成29)年に初めて同イベントを企画。夜の観光イベントで街の賑(にぎ)わいを創出することを目的に、創成川にLED風船5000個を流した。昨年は風船に加え、イルミネーション装飾を行ったが会期中に発生した北海道東部胆振地震で中止したため、今年はリベンジの意味も込めて、2日に分けて風船を流すことになったという。
実行委員の牧野克彦さんによると「今年の来場者数目標は1万人。プレオープン時に一眼レフカメラ持参で撮影している来場者やアンケートの感想で『初めてこのイベントを知った』『SDGsへの理解が深まった』などの反応があった。今後も継続して札幌に貢献する秋のイベントとして定着させたい」と意気込む。
オープニングイベント開催は18時~。18時30分から風船を流す。雨天中止の場合は今月29日に延期予定。