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江別の高校生とホテルが夏ランチ考案 野菜が主役、女性ターゲットに

酪農学園大学付属とわの森三愛高等学校フードクリエイトコースの生徒ら

酪農学園大学付属とわの森三愛高等学校フードクリエイトコースの生徒ら

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 ホテルエミシア札幌(札幌市厚別区厚別中央2条5)と「酪農学園大学付属とわの森三愛高等学校」(江別市緑町)フードクリエイトコースの生徒たちが7月23日、同ホテル内レストランで提供する「野菜が主役のセレクトビュッフェ」のコラボメニューを発表した。

8月開催「野菜が主役のセレクトビュッフェ」で提供する料理

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 40~60代の女性をターゲットに「夏だからこそ食べてもらいたいメニュー」をテーマに、同コースの生徒13人が22品のレシピを考案してホテル側へ提案。その中から、1階レストラン「カフェ・ドム」で提供するメニュー7品(前菜3品、スープ1品、メインディッシュ2品、デザート1品)を採用した。

 ビュッフェスタイルで提供する前菜やスープは、美容効果や疲労回復を期待する栄養素を含んだ「タコとグレープフルーツのさっぱりカルパッチョ」、善玉コレステロールの増加を働きかける野菜を多く使ったという「トマトと鶏胸肉の世界最小パスタ(クスクス)」、梅肉やかつお節を加えたディップを添えた野菜スティック「野菜がとまらない!和風ディップ」、タマネギの美肌作り効果を狙った「オニオンスープ」。

 4種類から選べるメインディッシュのうち2品を生徒が考案した。ニンニクを使わずドライトマトを使ってコクを出し、夏野菜を使った「リコピンたっぷり夏野菜パスタ」、罪悪感なくヘルシーな肉料理を食べられるよう牛ひき肉に豆腐を混ぜ込んだ「しっとりやわらかミートローフ 夏野菜添え」。

 食後のデザートは、ビタミンB、ビタミンC、ポリフェノールを含んでいるベリーを使った「ベリーのパンナコッタ」。デザートはランチメニューとは別に、ベリーをマンゴーに変えた「マンゴーのパンナコッタ」(330円)を同ホテル1階ベーカリーショップ「ノースクレスト」で販売する。

 同レストラン統括料理長の緑川忍さんは、生徒たちが考案したメニューについて、「今年で3回目の企画。昨年までは2種類だけの採用だったが、今年は大幅に増やして7種類を採用した。どのレシピも美肌効果を考慮するなどコンセプトが明確で、ホテルに近いクオリティー。各メニューで重複した素材を一部変更する程度で提供する。生徒の思いをお客さまにしっかり届けられるよう、調理スタッフ一同頑張りたい」と太鼓判を押す。

 3年連続でレシピ提案してきた3年生の大坂綾音さんは「味だけではなく季節によって変動する素材の価格や売り方まで考えられるようになった。今回、舌の肥えた年齢層の女性客に喜ばれる内容を意識した。この経験を卒業してからも生かしたい」と話す。

 8月5日・6日・8日・19日は、生徒らがレストラン利用客へ直接サービスを行うという。

 提供時間は11時30分~14時30分。料金は2,200円(1日30食限定)。提供期間は8月1日~31日。

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