日本で古くから親しまれるサツキの展示を行う「さつき花季展」が5月30日から、「豊平公園」(札幌市豊平区豊平)緑のセンターで開催される。
サツキは日本固有種で関東地方南部から九州まで分布する。10~100センチの高さの樹木で、枝先に3~5センチほどの朱赤色の花を1、2輪ほどつける。名前の由来は旧暦の5月(皐月)からきており、5月に花開くことから。園芸品種も多く作出されているため、さまざまな花を楽しむことができる。
同展では札幌さつき会の協力でサツキの盆栽が並ぶ。1本の株に2色以上の花が咲く「咲き分け」や樹を覆うほど花をつけたものなどサツキの鮮やかな花と樹形の美しさを堪能できる内容。北海道では本州より半月ほど遅く花咲くため、同展では開花を調節して咲かせたサツキが展示される。
担当の畠山幸子さんは「豪華に咲くサツキ盆栽の美しさ、盆栽として形作られた樹の美しさ、サツキの花の色や形の豊富さを楽しんでほしい。会期中は札幌さつき会会員による相談コーナーも設ける」と話した。
開催は9時~17時(最終日は16時まで)。入場無料。