北京パラリンピックに向けた前哨戦として「WPNSワールドカップ第3戦 CO・OP共済2019ワールドパラノルディックスキーワールドカップ札幌大会」が3月12日から、「西岡バイアスロン競技場」(札幌市豊平区西岡)で開催される。
同大会は札幌で2回目の障がい者スキーの国際大会。本年度のワールドカップの最終戦となる。13カ国からアスリートが参加予定。クロスカントリーは急斜面、カーブなどさまざまな地形で競う雪上マラソン、バイアスロンはクロスカントリーと射撃を交互に行う複合競技。立位、座位、視覚のカテゴリーに分かれており、男女別に実施。パラアスリートの競技体験イベントを16日に開催するほか、市民交流事業も展開する。
日本からは平昌パラリンピックで金・銀メダルを獲得した新田佳浩さん、スキーとトライアスロンの夏冬パラリンピックに出場した佐藤圭一さん、2月の世界選手権で金・銅メダルを獲得した川除大輝さんら11人の選手が参加する。
出場する新田さんは「今シーズン最後のレースが札幌で行われることは、選手として光栄に思う。『心が震える』滑りを目指し最後まで頑張りたい」と意気込む。監督の荒井秀樹さんは「この大会開催に向け地元札幌市の関係者の方々、多くのスポンサーの支援・協賛で開催することができた。日本チーム選手スタッフ一同、心より感謝する。そして札幌大会で活躍する日本選手へ、さらなる声援をよろしくお願いします」と呼び掛ける。
開催時間は10時~12時。12日・15日は公式練習。