「札幌市北3条広場(アカプラ)」(札幌市中央区北2西4)で6月23日から、花びらや自然素材を使って大きな絵を作り上げた「フラワーカーペット」を公開している。
アカプラのオープニング記念企画として、2014年以降毎年行っている同企画。
今年のデザインテーマは「カムイの大地~nonno-pirka~」。北海道のルーツであるアイヌ文化を象徴するアイヌ文様の表現を取り入れたデザインとなっている。春になると一斉に花が咲き乱れる北海道の気候が生み出す花々を紹介するとともに、アイヌ文化も合わせて発信する。「nonno-pirka」はアイヌ語で「美しい花」の意味。
使う花は北海道産で、赤やピンクはバラ、黄色とオレンジはカーネーション、白は菊の花。23日13時から、市民ボランティアや近隣地域ボランティが制作を始め、下絵が描かれた床の上に花びらを敷き詰めた。
現在、アカプラ会場の特別企画として、北海道立近代美術館(中央区)で開催されている「レオナルド・ダヴィンチと『アンギアーリの戦い』展」を記念して、「モナ・リザ」のフラワーカーペットも展示する。
併せて、4年目を迎えた同イベントの新企画として開講した制作リーダー養成講座の卒業制作作品もを展示。卒業生が、札幌地下歩行空間(チ・カ・ホ)北3条交差点広場会場に、3メートル×3メートルのフラワーカーペットを24日に制作・展示する。同日13時からは、一般向けにフラワーカーペットの制作体験(無料)も行う。
25日は、フラワーカーペット展示終了後にカーペット内を自由に歩くことができる「フリーウォーキング」も行う。クラウドファンディングを活用した関連企画として、夜間ライトアップも行う。
ライトアップの点灯時間は18時30分~22時(今月24日まで)。フラワーカーペット企画は今月25日まで。