サントリー食品インターナショナル(東京都)が札幌市内で3月27日、北海道エリア限定商品「ボス 北海道オリジナルブレンド」の商品説明会を行った。
2015年から全国7地域の嗜好(しこう)に合わせたご当地ブレンド「ボスレインボーマウンテンブレンド」を展開している同社。今回はより消費者マインドを捉えたエリア限定商品を開発し、市場の拡大を狙う。
北海道エリア限定商品はスタンダードタイプの250グラム缶。コクが特長のブラジル指定農園のコーヒー豆を中心にコーヒーを強めの設計に仕上げ、北海道産の牛乳と合わせているという。製造は北海道で行う。
同社が全国1万人に実施した嗜好調査によると、北海道では甘さをやや控えたしっかりとしたコーヒーの味わいとミルクのまろやかなコクがあるスタンダードな味が好まれ、産地へのこだわりが強い傾向があるという。250グラム缶が好まれる傾向を比較すると全国では7%に対して北海道では25%を占めるという。郷土愛ランキング(2016年発表、ブランド総合研究所)では北海道に愛着を感じる地元出身者の値は54.4%を示している。それらの傾向を基に北海道エリア版の商品開発を行ったという。
サントリーフーズ執行役員・北海道支社長の小島利明さんは「ボスは今年9月に発売25周年を迎える。今回の活動では『エリア』『地元』をキーワードに地元と絆を深め、ボスのファンを増やしていきたい」と話す。
希望小売価格は124円。4月4日販売開始。